お花モチーフの編み物に挑戦したいけど、上手にできるコツがわからない。
そのような初心者の方も多いのではないでしょうか。
お花モチーフは、いくつかのポイントを押さえるだけで、初心者でも可愛らしい作品を作れます。
そこで今回は、お花モチーフの編み方のコツと、初心者でも簡単に作れる作品を紹介します。
ブランケットやアクセサリーなど、様々な作品に活用できるため、ぜひ挑戦してくださいね！
初心者から上級者まで
一目惚れしちゃう毛糸が見つかる
「編み方がわからない」「どんな作品を作ろうか迷っている」そんな方はお得なキットがおすすめです。（わかりやすい動画解説付き！）
その他にも人気作家との可愛いコラボキットや素敵な毛糸など毎月新作を出しているのでぜひチェックしてください。
読みたいところからどうぞ！
編み物におけるお花モチーフとは？
編み物の中でも、お花モチーフは人気のデザインの1つです。
お花モチーフとは、かぎ針や棒針を使って編んだ、花びらを思わせる可愛らしい模様のことを指します。
お花モチーフの魅力は、その多様性にあります。
一口にお花と言っても、ガーベラやデイジー、ひまわりなど…。
様々な種類の花を表現できるのです。
また、編み方を工夫することで、花びらの形や大きさ、色合いも自由に変化させられます。
そして、できあがったお花モチーフを組み合わせれば、ブランケットやクッション、バッグなどのアイテムに活用できます。
お花モチーフは、編み物の可能性を大きく広げてくれる魅力的なデザインなのです。
かぎ針編みで手軽に作れる
かぎ針を使えば、まるで本物の花びらのようなお花モチーフが完成します。
- 円形のドイリー
- 正方形のモチーフ
- 長方形のモチーフ
など、基本的な形を組み合わせるだけでもアレンジできます。
そのため、同じ編み図を使っても、1つひとつのお花モチーフに、あなたらしさが表現されるのです。
棒針を使ってお花モチーフは編めるの？
お花モチーフは、棒針でも編むことができます。
ただし、棒針で編むお花は、かぎ針編みのようなリアルな花びらを表現するのが難しいです。
理由は、棒針だと基本的に平面的な編み地になるからです。
とはいえ、棒針編みには棒針編みの良さがあります。
例えば、ガーター編みやストッキング編みを使えば、表情豊かな模様を編み出すことができます。
棒針で編むお花モチーフは、「お花」と呼ばれてはいるものの、実際の花を思わせるようなデザインではないことが多いです。
逆に、編み地の模様を組み合わせることで、抽象的なお花を表現してみるのも楽しいですよ。
お花モチーフの編み方
お花モチーフの編み方は、以下のとおりです。
【材料】
- 毛糸（お好みの色）
- かぎ針（毛糸の太さに合ったサイズ）
- はさみ
- とじ針
【作り方】
- 鎖編みで輪を作る
- 毛糸に輪をかけ、かぎ針に引っ掛ける
- 鎖編みを5目編み、最初の輪に引き抜いて輪を閉じる
- 花びらを編む
- 輪の中心に長編みを5目編む
- 長編みと長編みの間に鎖編みを3目ずつ編む
- 花びらを5枚作ったら、最後は細編みで閉じる
- 花芯を編む
- 花びらの中心に細編みを適量詰める
- 最後に糸を引き抜き、余った糸で花芯を引き締める
【ポイント】
- 花びらの枚数は奇数にすると、バランスの良い形になります。
- 花びらと花びらの間の鎖編みの目数で、花びらの開き具合を調整できます。
- 花芯の詰め方次第では、お花の立体感も出すことができます。
基本的な編み方をマスターすれば、可愛らしい小物づくりの幅が広がります。
毛糸の色を変えたり、お花の大きさを変えたりしながら、自分だけのオリジナル作品を作ってみてください。
お花モチーフを編むときのコツ
お花モチーフを編むときのコツは、以下の3つです。
- 編み目が見やすい毛糸を選ぶ
- 均一な力で編めるように意識する
- 毛糸に合った針を選ぶ
編み目が見やすい毛糸を選ぶ
お花モチーフを可愛らしく仕上げるには、まず編み目が見やすい毛糸選びが大切です。
初心者の方は、かぎ針をどこに差し込めば良いのか迷いやすいですよね。
そのようなときは、シンプルな色合いの毛糸を選ぶのがおすすめ。
複雑な色の変化や模様のある毛糸は、編み目が見えにくくなってしまうので避けましょう。
単色や2色程度のグラデーションの毛糸なら、一目一目がはっきりと見えるので、かぎ針を正しい位置に差し込みやすくなります。
また、光沢感の少ないマットな質感の毛糸も、編み目が見やすいのでおすすめです。
編み目が見えることで、編み間違いに気づきやすくなり、美しいお花モチーフに仕上げることができますよ。
均一な力で編めるように意識する
可愛らしいお花モチーフを編むには、均一な編み目を作ることが重要です。
そのためには、毛糸を引っ張る力加減を一定に保つことがポイント。
強く引っ張りすぎると編み目が小さくなり、弱すぎると大きくなってしまいます。
また、かぎ針を毛糸に差し込む角度も、常に一定に保つよう心がけましょう。
毛糸を引っ張る力と、かぎ針を動かすリズムを一定に保つことを意識して練習することで、徐々に均一な編み目が作れます。
お花モチーフは小さいパーツの集まりなので、ほんの少しのズレが目立ってしまいます。
美しく仕上げるには、一目一目丁寧に、そして均一に編むことを心がけましょう。
毛糸に合った針を選ぶ
お花モチーフ作りで失敗しないためには、毛糸の太さに合ったかぎ針選びもポイントです。
一般的に、毛糸のラベルにはおすすめのかぎ針の号数が記載されています。
それを参考にして、毛糸の太さに見合ったかぎ針を選びましょう。
また、お花モチーフのように小さなパーツを編む場合は、かぎ針の形状にもこだわりたいところ。
先端が細めで、なめらかな曲線を描くかぎ針なら、小さな輪の中でもスムーズに編み進められます。
また、初心者の方は毛糸と針の色が似ていると、編み目に針を通しにくいもの。
毛糸と針の色が全く違うものを選ぶと、作業がしやすくなりますよ。
お花モチーフを使ってできる作品
お花モチーフを使ってできる作品の例には、以下が挙げられます。
- ヘアアクセサリーなどの小物
- たわし
- コースターやランチョンマット
- ブランケット
ヘアアクセサリーなどの小物
お花モチーフを使ったヘアアクセサリーや小物は、初心者の方でも簡単に作ることができます。
お花モチーフの編み方は、中心から外に向かって段々と大きくなるように編んでいくのがポイントです。
まず、輪の中心を作り、そこから花びらの形に沿って段々と大きく編んでいきます。
花びらの数や大きさは、使用する毛糸の太さや好みに合わせて調整できるので、自分だけのオリジナルのお花モチーフを作ってみましょう。
できあがったお花モチーフに、ヘアゴムやブローチの金具を付ければ、簡単にアクセサリーの完成です。
お花の色を変えたり、複数のお花を組み合わせたりと、アレンジの幅も広がります。
たわし
お花モチーフを使ったたわしも、1つのお花だけで作ることができる人気の作品です。
たわしに使うお花モチーフは、少し大きめに編むのがおすすめです。
お花の中心から外に向かって、段々と大きく編んでいきます。
花びらの部分は、少し立体的になるように編むと、より可愛らしいお花の形になります。
できあがったお花モチーフの裏側に、同じ色の毛糸で輪を作り、それを土台にしてお花を縫い付ければ、たわしの完成です。
お花の色を変えれば、キッチンのインテリアにもぴったりのオリジナルのたわしができあがります。
コースターやランチョンマット
お花モチーフを使ったコースターやランチョンマットは、毛糸の素材や質感を変えるだけで、簡単にデザインを変えられる作品です。
コースターは、1つのお花モチーフだけでも十分ですが、複数のお花を組み合わせてつなげていくと、より華やかなデザインになります。
このとき、お花とお花の間は、細編みや長編みで繋いでみてください。
また、ランチョンマットは、コースターよりも大きめのお花モチーフを複数つなげて作ります。
お花の色を統一したり、グラデーションにしたりと、自分好みのデザインに仕上げることができます。
どちらも、毛糸の素材を変えるだけで、印象がガラリと変わります。
コットン素材の毛糸を使えば、さわやかな春夏向けのアイテムに、ウール素材の毛糸を使えば、あたたかみのある秋冬向けのアイテムになります。
ブランケット
お花モチーフを使ったブランケットは、たくさんの大きなお花をつなげて作る作品です。
できあがったお花モチーフを、細編みや長編みでつなげていくだけです。
お花とお花の間は、少し間隔を空けてつなぐと、より立体的で華やかなデザインになりますよ。
ブランケットのサイズは、お花モチーフの数で調整できます。
お花の色を統一して編んでも、複数の色を組み合わせて編んでも、どちらも素敵なブランケットになります。
大きなお花モチーフを編むのは少し時間がかかりますが、お部屋のインテリアにもぴったりの一品になるはずです。
まとめ
お花モチーフは、かぎ針編みで作る定番のモチーフです。
編み目が見やすい毛糸を選び、均一な力加減で丁寧に編むことがポイントです。
また、毛糸に合ったかぎ針を選ぶことで、美しく仕上げることができるでしょう。
できあがったお花モチーフは、ヘアアクセサリーやたわし、コースター、ブランケットなど、様々な作品に活用できます。
お花の色を変えたり、複数のお花を組み合わせたりと、アレンジの幅は無限大です。
世界に1つだけの可愛らしいお花モチーフを咲かせてくださいね。
