- 「編み物を始めたけど、細編みだけでは物足りない」
- 「すじ編みがどういう編み方なのか知りたい」
すじ編みは、細編みの編み方で、鎖の向こう半目だけをとる編み方。
ちょうど網目模様に線ができることから、すじ編みという名がついています。
この編み方には、編み地が真っすぐになりやすいという特徴があります。
そのため、作品のアクセント(折り目になったり、模様や柄を美しく出してくれる)にぴったりです。
この記事では、すじ編みの基本的な編み方から、きれいに編むコツまでを詳しく解説します。
編み物は、一見難しそうに見えますが、基本的な編み方を覚えてしまえば、あとは自由自在。
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すじ編みとは
すじ編みとは、細編みの手順の途中で、鎖の向こう半目だけをとる編み方のことです。
その名の通り、編み地にすじ(線)が現れることから「すじ編み」と呼ばれています。
似たような細編みでは鎖の両半目をとりますが、すじ編みでは鎖の向こう半目だけをとります。
この微妙な違いが、すじ編み独特の模様を生み出すのです。
このすじ編みは、編み地が真っすぐになりやすいため、作品の形を整えるのに役立ちます。
また、独特の模様は、作品にアクセントを加えるのにも最適です。
すじ編みの4つの特徴
すじ編みの代表的な特徴は、以下の4つです。
- 通気性が良い
- 模様がきれいに出やすい
- 編み地の折り目にも使える
- 半目の取り方で模様が変わる
通気性が良い
すじ編みは、細編みに比べて編み目に余裕ができるため、完成品は軽さと通気性を持つことが特徴です。
編み目が開いているため、空気が通りやすくなるからですね。
そのため、暑い季節にも快適に使用できる作品を作ることが可能です。
特に、夏のアクセサリーや子供用の帽子などに適しています。
模様がきれいに出やすい
すじ編みは、細編みより編み目が左寄りになるという性質もあります。
すじ編みが鎖の向こう半目だけをとるため、編み目が直線的に進むためです。
このことから、糸で表現する模様がきれいに出やすくなります。
また、すじ編みは編み地が真っすぐになりやすいため、作品の形を整えるのにも役立ちます。
編み地の折り目にも使える
すじ編みは、編み地を直角に立たせる際にも役立ちます。
編んでいる途中ですじ編みを取り入れることで、編み地に折り目が付きます。
すじ編みが編み地にすじ(線)を作るため、そのすじが折り目となるからですね。
この特性の活用によって、立体的な形状を作り出すことができます。
半目の取り方で模様が変わる
すじ編みは、半目をとる際、手前をとるか奥側をとるかで模様が変わります。
手前の半目をとると、裏地にすじが現れ、表地が平滑になります。
一方、奥側の半目をとると、表地にすじが現れるのです。
そのため、同じすじ編みでも異なる表情を持つ作品を作ることができますよ。
次に、すじ編みの基本的な編み方について詳しく見ていきましょう。
すじ編みの基本的なやり方・編み方
すじ編みの基本的なやり方・編み方は、以下のとおりです。
- かぎ針を右手に持つ。
- 左手で糸を支える。
- かぎ針で糸を引っ掛けて輪を作る。
- 輪をかぎ針でつかむ。これが編み始めの鎖となる。
- 鎖の向こう半目をとり、糸を引き抜く。これがすじ編みの1目目。
- 再度糸を引き抜いて1目を完成。
- 5と6の手順を繰り返し、すじ編みの編み地を形成する。
すじ編みは、すじの位置や引き具合によって、編み地の形状が変わるため、慎重に作業を行いましょう。
すじ編みをきれいに編むコツは「均等な力」で編むこと
すじ編みを編む際には、まず糸のテンションを一定に保つことが欠かせません。
糸を引っ張りすぎず、かといって緩すぎず。
糸に均等な力を加えることで、編み目がそろった均一な表情を作り出すことができます。
細編みと同様に、編み針の持ち方や糸の引き方に一貫性を持たせることも大切です。
そうすると、編み地が右斜め上に上がってしまうことを防ぎ、均整の取れた仕上がりに繋がります。
また、すじ編みは細編みに比べて編み目が大きく、編み地も伸びやすい特性があります。
このため、力の加減が不均等だと、編み地に歪みが起きやすいです。
編む際には、編み針を通す位置を一定にし、編み目の大きさが均一になるよう心がけましょう。
まとめ
すじ編みは、細編みの一種で、鎖の向こう半目だけをとる編み方です。
この特性により、編み地にすじ(線)が現れ、作品にアクセントを加えることができます。
また、編み地が真っすぐになりやすいという特徴があり、作品の形を整えるのにもぴったりです。
なお、すじ編みでは、糸の張り具合が適切でないと、編み地が硬くなったり、緩くなったりします。
編み物は、基本的な編み方を覚えてしまえば、あとは自由自在。
この記事を参考に、すじ編みに挑戦してください。
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