細編みとは?基本の編み方・きれいに編むコツを解説

  • 細編みはどのように編む?
  • 目を増やすにはどうすればいい?

など、かぎ編みの基本である細編みについての疑問を抱えていませんか?

細編みは、編み物の初心者がおさえておくべき基本的な編み方の1つです。

小物づくりなどにも向いているため、ハンドメイドでできる作品の幅が広がります。

この記事では、細編みとは何か、基本の編み方、そしてきれいに編むコツをわかりやすく解説します。

スキルアップを目指したい方は、ぜひ最後までご一読ください。

細編みとは

細編みとは、かぎ編みの基本的な編み方の1つで、日本では「こまあみ」とも呼ばれます。

この編み方は、鎖編みと並んでもっとも基本的なものです。

そのため、かぎ針編みの中でも特に初心者におすすめの編み方です。

細編みは、その名の通り細かい編み目を作ることができ、繊細で美しい仕上がりを実現します。

例えば、コースターやブローチ、ヘアピンなど、細かいパーツを作るのに最適です。

また、細編みは編み物の基本的な円形や四角形、三角形などの形状を作るのにも使われます。

この編み方を覚えれば、あなたも素敵なハンドメイド作品を作ることができるでしょう。

基本・細編みのやり方

細編みの基本的な編み方は、まず鎖編みで基礎を作り、その上に細編みを重ねていくというものです。

以下に、その手順を詳しく説明します。

  • 作り目を作る
  • 立ち上がりの鎖を編む

作り目を作る

細編みを始める前に、まずは作り目を作ることから始めます。

作り目は鎖編みで作ります。

鎖編みとは、糸をかぎ針に引っ掛けて引き抜くことで連なる「鎖」を作る編み方です。

  1. まず、糸の端を左手で持ち、右手にかぎ針を持ちます。
  2. 糸をかぎ針に引っ掛けて引き抜くことで、1つの鎖ができます。
  3. 繰り返すことで、作り目の数だけ鎖編みを作ります。

この時、糸の張り具合を均一に保つことが大切です。

糸の張り具合が均一でないと、編み目の大きさがバラバラになり、仕上がりが美しくなくなってしまいます。

立ち上がりの鎖を編む

次に、立ち上がりの鎖目を編みます。

立ち上がりの鎖目とは、次の段へ移るための「階段」のようなものです。

  1. 最初に作り目の最後の鎖にかぎ針を引っ掛けます。
  2. 糸を引き抜いて、1つの立ち上がりの鎖目を作ります。
  3. 次に、作り目の鎖の次にある目にかぎ針を引っ掛けます。
  4. 糸を引き抜き、繰り返して立ち上がりの鎖目を作ります。

立ち上がりの鎖目を編んだら、作り目の鎖を左を軸に右を180°回転させる要領で裏返します。

ここまでたどり着いたら、次の段の細編みを編む準備が整います。

細編みを編む

最後に、細編みを編む手順は、以下のとおりです。

  1. まず立ち上がりの鎖目の次にある目にかぎ針を引っ掛け、糸を引き抜きます。
  2. かぎ針には2つのループができます。
  3. 次に、糸をかぎ針に引っ掛けて、2つのループを一度に引き抜きます。
  4. 1つの細編みが完成します。手順を繰り返すことで、細編みを編んでいきます。

細編みの基本的な編み方は以上です。

細編みを覚えれば、編み物の世界はさらに広がりますよ!

細編みの特徴

細編みの特徴は、編み目が密になることで、編み物がしっかりとした弾力性を持つことです。

また、細編みは、他の編み方と組み合わせることで、様々な表現も可能です。

例えば、細編みと鎖編みでリーフ模様や花模様など、繊細なデザインを作ることができます。

以下では、細編みの特徴を詳しく紹介します。

  • 密度が高く重みもある
  • 丈夫な仕上がり

密度が高く重みもある

細編みは糸の密度が高いため、仕上がりはぎっちり目が詰まった状態です。

高い密度が作品に重みをもたらし、手に取ったときの安定感や高級感を生み出します。

例えば、コースターやポーチなどの小物を細編みで作ると、その重みで安定感が高まります。

また、ずっしりとした使い心地で、編み物での小物作りも楽しくなりますね。

丈夫な仕上がり

細編みのもう1つの特徴は、その丈夫さです。

細編みで作られた作品は、糸の密度が高いため、耐久性があります。

かばんや編みぐるみといった頻繁に使う作品にとっては、非常に大きな利点です。

細編みで作られたかばんは、頻繁に荷物を入れたり出したりしても、形が崩れにくく、長持ちします。

また、編みぐるみも、子供が遊んだり、洗濯したりしても、形が崩れにくいです。

このように、細編みは密度の高さと丈夫さから、様々な作品作りに活用できます。

細編みをきれいに編むコツ

細編みをきれいに編むためには、かぎ針にかける糸の力加減を均一にします。

また、ループの大きさをそろえつつ編み進めて、仕上げにスチームアイロンをかけて編み地を整えましょう。

以下、それぞれのコツを詳しく解説します。

  • かぎ針に糸をかける際の力は均一にする
  • ループの大きさをそろえる
  • 仕上げにスチームアイロンをかける

かぎ針に糸をかける際の力は均一にする

細編みを編む際、かぎ針にかける糸の力加減は均一が基本です。

糸を強く引っ張りすぎると、編み目がきつくなり、逆に緩すぎると編み目がゆるくなります。

どちらの場合も、編み地全体の均一性が損なわれ、美しい仕上がりを妨げてしまいます。

力加減を均一に保つためには、糸を引く手の指の間に糸を通し、その指を軽く閉じて調整すると良いでしょう。

また、編み物を進めるにつれて、かぎ針にかける糸の力加減が変わることもあります。

そのため、定期的に編み地を確認し、編み目の大きさが均一になっているかのチェックも大切です。

ループの大きさをそろえる

細編みを編む際、ループの大きさをそろえることも大切です。

ループの大きさがそろっていないと、編み地にぽこぽこと穴が空いてしまいます。

また、引き抜く動作が大きすぎると、ループはそれだけ大きくなります。

もちろん、逆もまた然りです。

そのため、かぎ針を引き抜く際の動作を一定にし、先ほどもお伝えした力加減を均一にして編み進めましょう。

仕上げにスチームアイロンをかける

力加減の失敗や、ループの大きさの不揃いが起きると、くるくると丸まってしまいやすいです。

そこで、細編みの仕上げとしてスチームアイロンをかけ、編み地をきれいに整えましょう。

スチームアイロンをかける際には、編み地に直接アイロンを当てないように注意します。

編み地に直接アイロンを当てると、糸が熱で痛んでしまう可能性があります。

そのため、編み地とアイロンの間に薄い布を挟むのが効果的です。

また、アイロンをかける際の温度設定にも注意が必要です。

糸の素材によっては、高温に弱いものもあります。

このことから、糸の素材に合わせて適切な温度設定を選ぶことが大切です。

まとめ

細編みとは、かぎ編みの基本的な編み方の1つで、その名の通り細かい編み目を作ることができます。

この編み方は、小物作りやアクセサリー作りなどに特に適しており、繊細で美しい仕上がりを実現します。

また、細編みは、その密度の高さと丈夫さから、様々な作品作りにも最適です。

細編みをきれいに編むためのコツも押さえて、美しい細編みの作品を作りましょうね。

細編みに関するFAQ

  • 細編みの目の頭はどこ?
  • 細編みの目の増やし方は?
  • 細編みで円(輪)を編む方法は?

細編みの目の頭はどこ?

細編みの目の頭とは、編み目の上部で鎖目に見える部分のことを指します。

この部分をきちんと拾うように編むことで、きれいな細編みが仕上がります。

目の頭を見つけるのが難しい場合は、編み目の形状をよく観察してください。

細編みの目は、上部がV字型になっていることが多いです。

このV字型の部分が目の頭であり、ここにかぎ針を引っ掛けて編むことで、細編みができます。

細編みの目の増やし方は?

細編みの目を増やす方法は、1つの目に細編みを2回編むことです。

この方法は、増やし目と言います。

増やし目のやり方はいたってシンプルで、一度細編みを編んだのと同じ目にもう一度かぎ針を入れて、細編みを編むだけです。

円形や三角形など、特定の形状を作る際にも役立つため、覚えておいてください。

細編みで円(輪)を編む方法は?

細編みで円を編む方法は、作り目を作る際に糸で輪っかを作り、その中に細編みを編むだけです。

  1. まず、糸で輪っかを作ります。
  2. 作った輪っかの中に細編みを編みます。
  3. 2段目では、輪っかの中に細編みを2回編むことで増やし目を作ります。

この手順を繰り返すことで、円形の編み物を広げてみましょう。

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