編み物初心者でも簡単!毛糸を針に通すコツと便利グッズ

「毛糸が針に通らなくて困った」という経験をしたことのある、編み物初心者の方も多いのではないでしょうか。可愛い毛糸と編み図を用意しても、最初の一歩で挫折してしまうのは残念です。

しかし、毛糸をスムーズに針に通すコツを知ることで、作業が格段に楽しくなります。この記事では、毛糸の針通しのポイントを詳しく紹介し、手芸をもっと楽しむ方法をお伝えします。

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初心者が悩む毛糸を針に通す難しさ

編み物初心者にとって、最初の関門となるのが毛糸を針に通す作業です。普段使う縫い糸と違って、毛糸は繊維が柔らかくほぐれやすいため、そのまま針穴に通そうとしても上手くいきません。

特に初心者が戸惑うのは、毛糸の先端がバラけてしまい、なかなか針穴に入らないという問題です。何度も試みるうちに毛糸の先端がさらにほぐれて、ますます通しづらくなってしまいます。また、毛糸の太さと針穴の大きさのバランスが合っていないと、余計に苦労することになります。

毛糸を針に通す技術は、編み始めだけでなく、糸継ぎや糸始末の際にも必要となる基本的なスキルです。最初にしっかりと身につけることで、編み物作業全体がよりスムーズになるでしょう。

針を通すときの毛糸の種類による違い

針の通しやすさは、毛糸の太さや素材によって異なることを覚えておきましょう。

太さによる違い 極細、中細、合太、並太、極太、超極太
素材による違い ウール、コットン、麻、アクリル、モヘア、カシミヤ、アンゴラ、アルパカ

太さによる違い

毛糸の太さは、針通しの難易度に大きく影響します。極細や中細の毛糸は繊維が密に撚られているため、比較的スムーズに針穴に通せます。一方、並太以上の太い毛糸は繊維がふんわりとしているため、針穴に通すのに工夫が必要です。

初心者はまず、中細や合太の毛糸から始めることをおすすめします。中細や合太の毛糸は繊維がほどよく締まっており、針穴にも通しやすく、編み目も見やすいためです。極太や超極太の毛糸は、毛羽立ちが多く針通しに苦労する場合がありますが、毛糸の端を少し撚って細くすることで、スムーズに通せます。

素材による違い

毛糸の素材によっても、針通しの難易度は大きく異なります。コットンやアクリルは繊維が比較的まとまりやすく、初心者でも針に通しやすい素材です。特にアクリルは繊維が均一でほつれにくいため、針通しの際のストレスが少なくて済みます。

一方、ウールや獣毛系(モヘア、カシミヤなど)の毛糸は柔らかく毛羽立ちやすいのが特徴です。針に通す際に繊維がバラけやすいため、注意が必要です。特にアンゴラやモヘアは長い毛足が特徴的で、針通しに手間取りやすい傾向にあります。針通しに手間取りやすい場合は、毛糸の端を軽く湿らせて繊維をまとめやすくするのがおすすめです。

簡単に毛糸に針に通す手順

ここでは、編み物初心者が覚えておきたい、毛糸を針に通すコツを5つのステップに分けて紹介します。

  1. 針に糸をかける
  2. 糸をやや下方に引っ張る
  3. 針と糸を一緒につまむ
  4. 糸の頭を確認する
  5. 見えた糸の頭に針を近づけて通す

針に糸をかける

まず、毛糸の端を針穴の上に軽くかけます。毛糸が割れたりほつれたりするのを防ぐため、毛糸の端を無理に押し込もうとせず、優しくかけるだけにしましょう。特に初心者は、力を入れすぎて毛糸を傷めてしまいがちです。毛糸の状態を良好に保ちながら作業することで、後の工程がスムーズになります。

糸をやや下方に引っ張る

次に、かけた毛糸を針穴の下方向に向かって、やさしく引っ張ります。毛糸が針穴に対して垂直になるように意識しながら、なるべく優しく糸を下に引っ張ることで次のステップでスムーズに作業できます。毛糸が少し張る程度の力加減が適切です。

針と糸を一緒につまむ

親指と人差し指で、針と毛糸を一緒にしっかりとつまみます。毛糸が針から離れないように注意しながら、適度な力で押さえることがポイントです。針穴のすぐ近くをつまむことで、毛糸が自然と針穴に向かって整えられていきます。

糸の頭が見える

つまんでいた指の力を少しずつ緩めていくと、不思議なことに毛糸の先端が見えてきます。毛糸の先端が見えたら、せっかく整えた毛糸の状態を保つためにもすぐ次のステップに移行しましょう。

見えたい糸の頭に針を近づけて糸を通す

最後に、見えた毛糸の先端に向かって、針を優しく近づけていきます。急な動きは避け、ゆっくりと針を動かすことが大切です。毛糸の先端と針穴が一直線になるように位置を合わせれば、自然と毛糸が針穴に通っていきます。

専用の道具を使って毛糸を針に通す方法

毛糸を針に通すのに便利な専用の道具は、以下のとおりです。それぞれの道具でどのように糸を通すのか、みていきましょう。

エンブロイダリースレダー 細い毛糸から太い毛糸まで対応可能な金属製の糸通し
ヤーンスレダー 太い毛糸専用の大きな穴付きの糸通し器具
DIYで作れる糸通し DIYで作れる糸通し

エンブロイダリースレダー

エンブロイダリースレダーは、ステンレス製の本体に持ちやすい樹脂製グリップが付いた糸通しの道具です。薄い金属板の中央にある、細長いスリットに毛糸を通して使用します。使い方は簡単で、まずスレダーを針穴に通し、次に毛糸をスリットに引っ掛けて引き抜くだけです。

細い刺繍糸から太めの毛糸まで幅広く対応できる汎用性の高さが、エンブロイダリースレダーの特徴であり、メリットです。本体が薄いためどのような針穴にも入りやすく、グリップ部分があることで手が滑りにくい設計になっています。100円ショップでも手に入る手軽さも魅力で、初心者にもおすすめの道具です。

ヤーンスレダー

ヤーンスレダーは、太い毛糸専用に開発された糸通し具です。一般的なエンブロイダリースレダーよりも大きな穴が空いているので、太い毛糸でも簡単に通せます。本体は丈夫なプラスチック製で、手に馴染みやすい形状に設計されています。

使用方法は、まず大きな穴に毛糸を通し、その後細くなった先端部分を針穴に差し込みます。毛糸が自然と針穴に導かれるようになっているため、視力が衰えていても簡単に使用できます。

DIYで作れる糸通し

糸通しは、下に挙げる身近な材料や道具で簡単に作ることも可能です。

  • コピー用紙
  • はがき程度の厚みの紙
  • はさみ

糸通しをDIYで作る際は、以下の手順を参考にしてください。

  1. 紙を約1センチ幅の長方形に切る
  2. 中央で折って先端を斜めにカットする

使い方は、折った紙の間に毛糸を挟み、先端を針穴に通します。紙が通ったら、毛糸を持ったまま紙を抜き取るだけで自然と毛糸が針穴に通ります。

DIYで作れる糸通しのメリットは、材料が身近にあることと、太さの異なる毛糸に合わせて紙の幅を調整できる点です。また、紙が使えなくなったら新しく作り直せるため、経済的な点もメリットです。

まとめ

編み物初心者が直面しがちな「毛糸を針に通す難しさ」を解決するため、毛糸の種類ごとの違いや通しやすい手順を紹介しました。毛糸の太さや素材に応じた適切な方法を使えば、スムーズに針を通せるようになります。

また、エンブロイダリースレダーやヤーンスレダーなどの便利な道具を活用することで、作業効率が格段に上がります。

毛糸を針に通す作業は、編み物初心者が最初に直面する壁です。本記事の内容を参考にスムーズな糸通しを会得し、編み物を楽しんでください。

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