毛糸がぐちゃぐちゃに絡まってしまい、途方に暮れた経験はありませんか?せっかく大切に保管していたはずの毛糸が、いつの間にか手の付けられないほどもつれてしまうことは、手芸を楽しむ方ならだれもが一度は経験するものです。
「このまま捨てるしかないのかな…」と諦めてしまいそうになりますが、実は適切な方法で対処すれば、ほとんどの場合で元の状態に戻すことができます。
この記事では、毛糸がぐちゃぐちゃになってしまった際の具体的な対処法から、そもそもの予防法まで、詳しく紹介します。編み物の初心者の方から、すでに経験を積まれている方まで、だれでも実践できる方法をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
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毛糸がぐちゃぐちゃになる主な原因とは
毛糸がぐちゃぐちゃになってしまう原因は、以下の3つです。
- 保管方法が適切でなかった
- 編み物中の取り扱いミス
- 子どもやペットのいたずら
保管方法が適切でなかった
ぐちゃぐちゃになる毛糸の保管方法としては、以下が挙げられます。
- 毛糸玉をむき出しのまま収納ケースに入れる
- 他の毛糸と一緒くたに保管する
- 収納場所の湿度が高すぎる
- 直射日光が当たる場所に置く
さらに、毛糸玉の端が固定されていない状態で保管すると、移動や振動で徐々に緩んでいき、最終的にぐちゃぐちゃになってしまうこともあるでしょう。
編み物中の取り扱いミス
編み物をしている最中の不注意も、毛糸がぐちゃぐちゃになる原因です。特に初心者の方に多いのが、毛糸玉を転がしたまま編み進めてしまうケースで、毛糸が床や椅子の脚に絡まり、取り返しのつかない状態になります。
また、2色以上の毛糸を使用する編み物では、それぞれの毛糸玉を近くに置きすぎることで絡まりやすくなります。編み物の途中で中断する際も、毛糸玉の固定や片付け方が不適切だと、再開時には既にぐちゃぐちゃになっているということもあるでしょう。
子どもやペットのいたずら
予期せぬ事態としてもっとも多いのが、子どもやペットによるいたずらです。特に1〜3歳の子供や好奇心旺盛な猫にとって毛糸玉は格好の遊び道具となり、数秒で信じられないほどぐちゃぐちゃな状態にしてしまいます。
子供やペットがいる家庭では、毛糸玉を高い場所に置く、使用時以外は必ず収納する、編み物中も目を離さないなど、細心の注意が必要です。また、誤って口に入れる危険もあるのです。
毛糸がぐちゃぐちゃになったときの解き方
絡まった毛糸を元の状態に戻すには、正しい手順と少しの忍耐が必要です。焦って力任せに引っ張ると、さらに絡まりがひどくなってしまう可能性があります。
以下の手順にしたがって、丁寧に解いていきましょう。
- 糸先を見つけて固定する
- 優しく指でほぐす
- 毛糸玉を回転させながら解く
- 根気強く少しずつ進める
糸先を見つけて固定する
最初に、絡まった毛糸の中から糸先を探し出しましょう。糸先が見つかったら、セロハンテープや洗濯バサミなどをうまく使って、机や厚紙にしっかりと固定してください。
両手が自由に使えるようになり、効率的にほぐす作業に集中できます。また、作業中に糸先を見失わないためにも、固定は必須です。
優しく指でほぐす
固定した糸先から、絡まりの状態を確認しながら、指先で優しくほぐします。この時、爪を立てたり強く引っ張ったりすると、毛糸が傷んでしまうので避けましょう。
特に複雑に絡まっている部分は、指先で少しずつ広げながら、絡まりの構造を理解することが大切です。毛糸が絡まっている箇所を、まるで編み物をほどくように、1つひとつ丁寧に解いていきます。
毛糸玉を回転させながら解く
絡まりをほぐす際は、毛糸玉全体を少しずつ回転させながら作業を進めます。さまざまな角度から絡まりの状態を確認でき、効率的にほぐすことができるからです。
毛糸玉を固定したまま一方向からだけ解こうとすると、新たな絡まりを引き起こします。毛糸玉の回転方向をときどき変えることで、思わぬ角度から解決の糸口が見つかることもありますよ。
根気強く少しずつ進める
一度にすべてを解こうとせず、5分や10分など、時間を区切って作業を進めましょう。途中で行き詰まったと感じたら、一旦作業を中断して休憩を取ることをおすすめします。
ときには、作業を一時中断することで、新しい視点や解決方法が見つかることもあります。また、作業中は毛糸の状態を常に観察し、新たな絡まりが発生していないかチェックしながら進めましょうね。
毛糸がぐちゃぐちゃにならない3つの予防法
ここでは、そのような悩みを未然に防ぐための3つの予防法も紹介します。
- 専用の道具を用意する
- 保管方法を変える
- 毛糸を使うときから気をつける
専用の道具を用意する
毛糸を美しく保つための専用道具は、編み物をスムーズに進めるための必需品です。
アイテム | 説明 |
---|---|
ヤーンボール | 毛糸を中に入れて使用する専用ケース。陶器製やプラスチック製があり、糸が絡まりにくい構造。 |
玉巻き器 | 絡まった毛糸を綺麗な玉状に巻き直すための道具。手動式で簡単に使える。 |
糸ガイド | 毛糸を引き出す際に使用し、スムーズな糸の流れを整える。 |
毛糸ホルダー | 編み物中の毛糸玉を固定し、転がりや絡まりを防ぐ。 |
必要に応じて道具をそろえることで、毛糸のぐちゃぐちゃを効果的に防ぐことができます。
保管方法を変える
適切な保管方法は、毛糸の寿命を延ばし、ぐちゃぐちゃになるのを防ぐポイントです。以下の方法から、自分に合った保管方法を選んでみましょう。
- ジップロックに収納する
- 専用の収納ケースを作る
- 段ボール箱に分けて収納する
もっと良いアイデアを探している方は、下記ページもご覧ください!
▶︎ 収納アイデアも満載!毛糸の正しい収納と保管について詳しく解説
毛糸を使うときから気をつける
毛糸を使用する際のもっとも重要なポイントは、「必ず中心から糸を引き出す」ということです。外側から糸を引き出すと、毛糸玉全体が動いてしまい、絡まりの原因となります。
中心から引き出すことで、毛糸玉が安定し、スムーズに編み進めることができます。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、この習慣を身につけることで、毛糸のぐちゃぐちゃした状態を防ぐことができるでしょう。
毛糸がぐちゃぐちゃになって使えなくなったときは?
絡まりがひどく、もうもとに戻せないと諦めてしまいそうな毛糸でも、実は素敵な作品に生まれ変わらせることができます。ここでは、ぐちゃぐちゃになってしまった毛糸の活用方法を紹介します。
- ポンポンの材料として使う
- たわしとして再利用する
- 小物の装飾パーツにする
ポンポンの材料として使う
- 厚紙で直径8〜10cmの輪を2枚作る
- 中心に2cm程度の穴を開ける
- 2枚を重ねて毛糸を巻きつける
- 外周を切り開く
- 輪の間に別の糸を通して結ぶ
- 厚紙を切り取る
- 形を整える
ぐちゃぐちゃになった毛糸でも、ポンポンを作れば可愛らしい作品に生まれ変わります。短い毛糸でも作れるため、残り糸の活用にも最適です。
たわしとして再利用する
- 毛糸を15cm程度に切りそろえる
- メッシュ生地を土台として準備
- 毛糸を折り曲げてメッシュに通す
- 均等に詰めていく
- 端を縫い合わせる
- 形を整える
アクリル毛糸は水に強く、乾きやすい特徴があるため、たわしの材料として最適です。絡まった毛糸を活用して作ったたわしは、食器洗いや掃除用具として重宝します。
小物の装飾パーツにする
- 毛糸を5〜10cm程度に切る
- 同じ長さにそろえる
- 中心で結ぶ
- フリンジ状に広げる
- 形を整える
- 接着剤で固定する
ぐちゃぐちゃになった毛糸は、ヘアアクセサリーやブローチなどの装飾パーツとして活用できます。カラフルな毛糸なら、子供向けの手作りアクセサリーにしても良いかもしれません。
まとめ
毛糸がぐちゃぐちゃになってしまうのは、手芸を楽しむだれもが経験する悩みです。
絡まった毛糸を解く際は、糸先を固定し、指で優しくほぐしながら、毛糸玉を回転させて作業を進めます。焦らず、根気強く取り組みましょう。
予防法としては、ヤーンボールや玉巻き器などの専用道具の活用、ジップロックなどを使用した適切な保管、そして毛糸を中心から引き出すなどの基本的な使用方法の徹底が効果的です。
大切な毛糸を長く楽しむために、日ごろからの丁寧な取り扱いと適切な保管を心がけましょう。そうすることで、編み物の時間がより一層楽しいものになるはずです。
よくある質問
絡まった毛糸の解き方は?
絡まった毛糸を解くときは、まず焦らずにゆっくりと作業することが大切です。最初に、毛糸の流れを確認し、絡まりの端から少しずつ指先で優しくほぐします。強く引っ張ると、かえって絡まりがひどくなってしまうので要注意です。
▶︎ 編み物好きさん必見!毛糸が絡まる悩みを解決する5つの方法
ほどいた毛糸をもとに戻す方法はありますか?
ほどいた毛糸を元の状態に戻すには、ぬるま湯を使用する方法があります。毛糸をゆるく巻いてぬるま湯に浸し、優しく押し洗いをします。その後、タオルで軽く水気を取り、陰干しして自然乾燥させましょう。
毛糸の真ん中の出し方は?
毛糸玉の中心から糸を引き出す「センタープル」は、毛糸が絡まりにくく、玉が転がらない理由から推奨される方法です。まず、毛糸玉の中心部に指を入れ、内側の糸をやさしくつかみます。
すぐに糸端が見つからない場合は、中心部分のかたまりごと引き出してから、その中から糸端を探すのがコツです。また、毛糸玉全体を軽く押しつぶしておくと、中の糸が出やすくなります。
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