「棒針編みを始めてみたものの、思っていた以上に難しい…」というお悩みを抱えていませんか?編み図の読み方や、表編みと裏編みの切り替え、目数の管理など、覚えることが多いため挫折してしまう方も少なくありません。
そこで本記事では、棒針編みが難しいと感じる理由を解説した上で、初心者でも実践できる具体的な上達方法を紹介します。基礎からじっくり学べる内容になっていますので、毛糸と針を手に取ったものの戸惑っている方は、ぜひ最後までご一読ください。
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棒針編みが難しいと感じる3つの理由
棒針編みの難しさを感じる理由として、以下3つが挙げられます。
- 編み図の読み方が複雑だから
- 表編みと裏編みの切り替えに戸惑うから
- 目の数え方や編み目の調整が難しいから
編み図の読み方が複雑だから
編み図は棒針編みの設計図とも言えるものですが、初心者にとっては難しく感じるのが当然です。記号や数字が多く並び、どこをどう読めばいいのか戸惑ってしまいますよね。
1つの記号が複数の意味を持っていたり、編み方の指示が省略されていたりすることもあります。また、段数や目数の管理も編み図を通じて行うため、途中で分からなくなってしまうことも多いでしょう。
表編みと裏編みの切り替えに戸惑うから
表編みと裏編みは棒針編みの基本となる技法ですが、この2つの切り替えが多くの初心者を悩ませています。特に難しいのが、編んでいる途中で表編みから裏編みに、あるいは裏編みから表編みに切り替える場面です。
糸の位置や針の入れ方が変わるため、スムーズに切り替えることができず、編み目が乱れたり、糸が絡まったりしてしまいます。また、切り替えのタイミングを間違えると、模様が崩れてしまうこともあります。
目の数え方や編み目の調整が難しいから
編み目のカウントと調整は、きれいな仕上がりを実現する上で大切な要素です。しかし、編んでいる最中に目数を数え忘れたり、途中で増やし目や減らし目が必要になったりと、さまざまな場面で慣れていても失敗します。
なかでも、柄編みの場合は決められた目数を保つことが重要なため、一層の要注意です。他にもきつく編みすぎると硬い仕上がりに、緩すぎるとだらしない印象になってしまうこともあるでしょう。
初心者でもできる!棒針編みの難しさを克服するコツ
棒針編みは、最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的なコツを押さえることで必ず上達できます。以下の2つのコツを意識して練習することで、編み物がぐっと楽しくなるはずです。
- 糸の持ち方と張り加減をぼおえる
- 表編み・裏編みを何度も繰り返す
糸の持ち方と張り加減をぼおえる
棒針編みでもっとも重要なのが、糸の持ち方と張り加減です。
例えばフランス式では左手の小指に糸を1回巻き、人差し指にかける糸をピンと張る方法が基本です。強すぎず緩すぎない、適度な張り加減を意識しましょう。
特に初心者の方は、左手の糸の引き具合が安定しないことで編み目もそろわなくなりやすいです。糸を強く握りすぎると目が小さくなり、逆に緩めすぎると大きな目になってしまいます。
まずは左右の手加減を一定に保つことを心がけ、棒針の太い部分まできちんと糸を通すように意識しましょう。
表編み・裏編みを何度も繰り返す
表編みと裏編みは、棒針編みの基本中の基本です。2つの編み方を組み合わせることで、メリヤス編みなどさまざまな編み地を作れます。
特に気をつけたいのは棒針を入れる向きで、表編みでは手前から、裏編みでは向こう側から針を入れます。基本的な動作を何度も繰り返すことで、自然と手が覚えていきます。
また、編み目の向きがそろっているかどうかをときどき確認しながら編むことで、間違いにも早く気づけるように意識してみてください。10cm四方の練習用の編み地を作りながら、じっくりと基本を身につけていくことをおすすめします。
棒針編みで試したい4つの上達方法
ここでは、初心者の方が無理なく技術を向上させるための4つの方法を紹介します。
- 最初は太めの毛糸と針を選ぶ
- 小さな作品から始める
- 編み目のバランスを意識する
- 無理のない範囲で継続する
最初は太めの毛糸と針を選ぶ
初心者の方は、まず並太〜極太の毛糸と、それに合った太めの棒針から始めることをおすすめします。太い毛糸と針を使うメリットは、編み目が大きく見えやすいため、自らの編み方の癖や間違いに気付きやすいことです。
太い毛糸は手に馴染みやすく、編み目も作りやすいため、基本的な編み方の習得がスムーズです。編み目の形成過程が分かりやすいので、表編みと裏編みの違いも理解しやすくなります。
小さな作品から始める
初めから大きな作品に挑戦するのは避け、コースターやエコたわしなど、小さな作品から始めてみてください。小さな作品なら、編み始めから完成まで比較的短時間で仕上げることができ、達成感を得やすいのが特徴です。
失敗しても材料の無駄が少なく、何度でもチャレンジできます。編み方に慣れてきたら、少しずつサイズを大きくしていけば、マフラーやセーターなどの本格的な作品にも自信を持って取り組めますよ。
編み目のバランスを意識する
編み目のバランスは、作品の仕上がりを大きく左右するポイントです。繰り返しとなりますが、気をつけたいのは毛糸の張り加減を一定に保つことです。
左手で持つ毛糸の張り具合が強すぎると編み目も小さくなり、緩すぎると大きくなってしまいます。編み目の大きさをそろえるには、毎回同じような力加減で編むことを意識しましょう。
また、棒針は必ず太い部分まで使って編むようにします。針先の細い部分だけで編むと、編み目が詰まりすぎてしまい、全体的なバランスが崩れる原因となります。
無理のない範囲で継続する
棒針編みの上達には、コツコツと続けることが何より大切です。毎日15分・30分と、自らのペースで続けられる時間を決めて取り組みましょう。無理なく継続するためには、自らの生活リズムに合わせて編む時間を確保することがポイントです。
完成までの期限を決めすぎず、リラックスして編むことも大切です。焦って編むと手が疲れやすく、ミスも増えてしまいます。編み物は趣味として楽しむものですから、自らのペースを大切にしながら、少しずつ技術を磨いていくことをおすすめします。
まとめ
棒針編みの難しさは、多くの初心者が直面する共通の課題です。編み図の複雑さ、表編みと裏編みの切り替え、目数の管理など、確かに覚えることは多いものです。
上達への近道は、基本に忠実に取り組むこと。
まずは太めの毛糸と針を選び、コースターなどの小さな作品から始めましょう。毛糸の持ち方と張り加減を意識し、表編みと裏編みを繰り返し練習することで、手の動きは自然と身についていきます。
- 15分でも毎日続けられる時間を決める
- 編み目の大きさをそろえることに集中する
- 完成品の出来栄えではなく、編む過程を楽しむ
- 失敗を恐れず、同じパターンを何度も繰り返す
今日から始めれば、1か月後には確実に上達を実感できるはずです。最初は難しく感じても、基本をしっかり押さえて継続することで、必ず素敵な手作りニットが編め流ようになりますよ。
よくある質問
棒針編み初心者は何から作ればいいですか?
初心者の方には、まずシンプルな四角い形のものから始めることをおすすめします。具体的には、コースターやマフラー、ポットホルダーなどが最適です。基本的な編み方だけで完成させられ、サイズの調整も比較的容易です。
編み目がそろわないのはなぜですか?
編み目がそろわない主な原因は、毛糸の張り加減のムラです。特に初心者の方は、編んでいるうちに無意識に力の入れ具合が変わってしまいやすいでしょう。
強く引きすぎると編み目が小さくなり、緩すぎると大きくなってしまいます。改善するには、まず毛糸を持つ手の力加減を意識的に一定に保つ練習を繰り返しましょう。
棒針編みのメリットは?
棒針編みには、かぎ針編みにはない独自のメリットがあります。
- 両面が異なる表情を持つ編地を作れること
- セーターやカーディガンなど大きな作品も効率よく編めること
- 脳の活性化にも効果があるとされること
何より、初心者であってもかぎ針より取り組みやすい点は大きな特徴です。
初心者でもできる棒編みの編み方は?
初心者の方が最初に覚えるべき基本的な編み方は、棒針編みの基礎となる「表編み」と「裏編み」です。
練習する際は、まず「編み出し」の作り方をしっかり覚えることが重要です。最初は毛糸を強く引きすぎないよう注意しながら、ゆっくりと丁寧に練習を重ねましょう。
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