手袋を編むのは、初心者にとって少々難しい印象があるかもしれません。
細かい指先を編む必要があったり、デザインによっては減らし目が複雑だったりと、手間がかかるのが特徴です。
しかし、実は手袋の種類によっては、比較的簡単に編めるものもあります。
例えば、指がない「ミトン」タイプや、指先が開いた「フィンガーレス」タイプなら、初心者でも挑戦しやすいはずです。
そこで今回は、初心者でも簡単に手袋が編めるコツや、おすすめの編み方を詳しく解説します。
この記事を参考に、ぜひ手袋作りにチャレンジしてくださいね。
読みたいところからどうぞ!
編み物で作れる手袋の種類は3つ
編み物で作れる手袋は、以下の3つが挙げられます。
- 五本指
- ミトン
- 指なし・フィンガーレス
五本指
五本指の手袋は、編み物の手袋の中でもっともオーソドックスなタイプです。
各指の部分を一本ずつ編み上げていくため、やや難易度が高いですが、その分フィット感に優れています。
指先までしっかりと覆われることから、寒い日の外出にも最適です。
五本指の手袋は、編み方を習得すれば、自分の手にぴったりの手袋を作ることができるでしょう。
ミトン
ミトンは、親指とその他の指を1つにまとめた手袋です。
五本指の手袋に比べると、編み方が簡単で、初心者にもおすすめ。
指先が自由に動かせず、スマートフォンの操作などには向きませんが、その分、手を温めるには十分な性能を発揮します。
また、親指とその他の指の部分が分かれているだけでなく、四本の指を覆う部分に蓋をつけた2wayタイプのミトンもあります。
状況に応じて、指なしのように使い分けられる便利なデザインです。
指なし・フィンガーレス
指なしの手袋は、その名の通り、指の部分がオープンになったデザインです。
手のひらから手首までをすっぽりと覆うため、防寒性は十分。
それでいて、指先が自由に使えて、スマートフォンの操作やお会計など、ちょっとした作業にも便利です。
編み方も比較的シンプルであることから、初心者の方にもおすすめできます。
五本指の手袋に挑戦する前の練習として、指なし手袋を編んでみるのも良いでしょう。
手袋を作る際に必要な編み針は2種類
手袋を作る際に必要な編み針は、以下の2種類です。
- 棒針
- かぎ針
棒針
棒針で手袋を編む場合、通常は4本の棒針を使って輪の形に編んでいきます。
手袋の編み方は、指の部分を別々に編んでから手の甲と掌を編み、最後に指を手の甲と掌へ縫い合わせるという流れになります。
この方法では、指の長さや太さを調整しやすいというメリットがあります。
ただし、4本の棒針を同時に使いこなすには慣れが必要なため、初心者の方にはハードルが高いかもしれません。
ゴム付き棒針
ゴム付き棒針は、棒針同士がゴムでつながっているため、輪を作る手間を省くことができます。
特に手袋の口部分を編む際に便利です。
ゴム付き棒針を使えば、4本の棒針を組み合わせて輪を作る必要がなく、初心者の方でも扱いやすいでしょう。
また、編み目が落ちにくいというメリットもあります。
手袋の編み方に慣れてきたら、ゴム付き棒針を使ってみるのもおすすめです。
かぎ針
かぎ針を使って手袋を編む場合、最初に輪を作ってから編み始めます。
かぎ針は1本で編むため、棒針に比べて扱いやすく、初心者の方にも挑戦しやすいでしょう。
かぎ針編みの手袋は、細編みや長編みなどの基本的な編み方を組み合わせて作ります。
輪の作り方さえマスターすれば、あとは編み図を見ながら編んでいくだけで、比較的簡単に手袋を完成させることができます。
ただし、かぎ針編みの手袋は伸縮性が少ないため、サイズ調整には注意が必要です。
基本的な手袋の編み方
ここでは、初心者でも挑戦しやすい指なし手袋の編み方を紹介します。
【材料】
- 毛糸(手袋1組分)
- かぎ針(毛糸の太さに合ったもの)
- はさみ
- とじ針
【編み方】
- 毛糸を輪にして、かぎ針に引っ掛けます。
- かぎ針に毛糸を引っ掛けて、鎖編みを20目編みます。
- 最後の目は、最初の目に引き抜いて輪にします。
- マーカーなどで輪の始まりを印します。
- 2段目以降は、鎖編みを1段ずつ増やしながら、手のひらに合うサイズまで編みます。
- 手のひらサイズは、手のひらの周りを測って目数を調整します。
- 親指の付け根あたりまで編んだら、親指用の穴を作ります。(穴は、鎖編みを5目ほど鎖編みでつなぎます。)
- 穴を作った段の次の段から、再び鎖編みを輪に編みます。
- 手首まで必要な長さを編んだら、2目一度の減らし目を数段行い、最後に糸を引き抜いて締めます。
- 親指の穴に、鎖編みを10目ほど編んで輪にし、親指を編みます。
- 親指は、数段編んだ後、減らし目をして締めます。
- 糸始末をして、完成です。
【ポイント】
指なし手袋は、親指の穴を作る位置が編み方のポイントです。
手のひらに合うサイズに編んだら、親指の付け根あたりで鎖編みを数目繋いで穴を作ります。
穴を作った後は、その穴を避けるように輪に編み続けます。
最後に親指だけを別に編んで付ければ、指なし手袋の完成です。
手袋なら、自分のサイズにぴったり編めるのも魅力。
色々な毛糸を使って、オリジナルの手袋を編んでみてください。
まとめ
初心者の方は、指なしやミトンなどのシンプルな形状の手袋から始めるのがおすすめです。
必要な編み針や用品をそろえることで、楽しく手編みにチャレンジできるでしょう。
色々な毛糸を使って、オリジナルの手袋を編んでみてください。
そして、完成した手袋を大切な人へのプレゼントにしたり、自分だけのファッションアイテムとして活用したりしてみましょう。
手袋作りを通して、編み物の楽しさを感じていただければ幸いです。
手袋の編み方に関するFAQ
初心者でも手袋は簡単に編める?
手袋の編み方は、初心者にとっては少々難易度が高いかもしれません。
その理由は、手袋を編むには細い毛糸を使って緻密に編んでいく必要があるからです。
特に五本指の手袋は、指の部分を細かく編みわけたり、減らし目をしたりと意外に大変です。
ベビーや子供用におすすめの手袋の編み方とは?
ベビーや子供用の手袋でおすすめなのが、ミトンタイプの手袋です。
編み方のコツは、編み目を詰めすぎないことです。
ゆったりと編むことで、柔らかく伸縮性のある仕上がりになります。
また、ベビーや子どもの手のサイズに合わせて、適切な大きさに編むことも大切です。
おすすめのメンズ用手袋の編み方とは?
メンズ用の手袋は、シンプルでかっこいいデザインが人気です。
特に、指なしの手袋は、スマートフォンの操作がしやすいので実用的です。
指なし手袋の編み方は、比較的簡単で初心者の方にもおすすめです。
編み物初心者におすすめの手袋の編み方・コツとは?
編み物初心者の方は、まずは自分に合った編み方を見つけることから始めましょう。
棒針編みとかぎ針編みのどちらかを選び、基本的な編み方を覚えます。
そして、シンプルなデザインの手袋から編んでみるのがおすすめです。
わからないことがあれば、編み物仲間に聞いたり、編み物教室に通ったりするのもいいでしょう。