編み物の増やし目・減らし目とは?やり方・編み方を紹介

  • 「編み物を始めたけど、増やし目と減らし目がわからない」
  • 「編み図を見て増やし目・減らし目の記号が出てきて困った」

編み物は、一目、一目が作品全体の形を作り上げる大切な紡ぎです。

その中でも、増やし目と減らし目は意外に出てくることが多くつまづきやすいです。

そこで、この記事では、増やし目と減らし目の基本的なやり方と編み方を紹介します。

また、増やし目と減らし目を使って編み物の目数を調整する計算方法も解説します。

増やし目と減らし目を自由自在に操って、編み物を楽しみましょう!

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編み物の増やし目・減らし目とは

編み物における増やし目と減らし目は、作品の形状を作り出すための技法です。

ここで言う増やし目とは、編み物の目数を増やすことです。

逆に、減らし目とは、目数を減らすことです。

例えば、帽子を編む場合、頭の形に合わせて広がりと細さを調節する必要があります。

ここで重要となるのが増やし目と減らし目です。

帽子の底部を広げるためには増やし目を使い、頭頂部に向かって細くするためには減らし目を使います。

初心者の方でも、これらの技法を覚えることで、より多彩な作品作りが可能になるでしょう。

編み図記号

編み図記号は、編み物のパターンを視覚的に表現するための記号です。

増やし目や減らし目は、以下の編み図記号で記されます。

初心者の方でも、編み図記号の読み方を覚えることで、編み物の幅が広がります。

下記ページで読み方を紹介しているため、ぜひご覧ください!

関連記事:【初心者さんを応援!】編み図記号の読み方を丁寧に解説します

増やし目の編み方・やり方

編み物の基本的な技術の1つに、増やし目があります。

増やし目は、編み物の形を作るために不可欠な技術で、様々な方法が存在します。

その中でも、特に初心者におすすめなのが「ねじり増し目」です。

ねじり増し目は、編み目を増やすだけでなく、編み物に立体感を与える効果もあります。

以下に、ねじり増し目の編み方を詳しく説明します。

  1. 表目を編む右手の針で、横にある糸を下から上へすくい上げる。
  2. すくい上げた糸を左手の針に移す。
  3. この時、右手の針の先端を、左手の針の上から下に向ける。
  4. 移した糸の間に、右手の針を奥側から通す。
  5. この際、針は糸の下から上に向けて通す。
  6. 表目を編む動作を行い、ねじり増し目が完成する。

このように、ねじり増し目は、糸をすくい上げて移す動作と、針を通す動作を繰り返すだけです。

そのため、手順を覚えてしまえば簡単に編むことができます。

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減らし目の編み方・やり方

編み物の技術の1つである「減らし目」は、編み物の形を整える役割を果たします。

この技術は、特に帽子や靴下などの丸みを帯びた形状を作る際に頻繁に使用されます。

今回は減らし目の基本的な編み方・やり方として、右側を減らす方法を例に挙げてみましょう

  1. 右手の針の糸を、針が奥になるように左の針に移す。
  2. 表編みをする。
  3. 最初に渡した目を表編みの目に被せる。

初めての試みでは難しく感じるかもしれませんが、何度も繰り返すことで自然と身につきます

また、糸の張り具合や針の動かし方など、細かな部分にも注意を払うことが大切です。

編み物の目数を調整する計算方法

ここでは、編み物の目数を調整するための計算方法を、以下の2つにわけて紹介します。

  • 減らし目(分散減目)の計算方法
  • 増やし目(分散増目)の計算方法

減らし目(分散減目)の計算方法

編み物の目数を調整する際に、特に重要となるのが「減らし目」の計算方法です。

分散減目とは、編み物の目数を均等に減らす方法のことを指します。

基本的な計算式は以下のとおりです。

  1. 目数aからb目を減らしてc目にする。
  2. aをbで割った商をx、余りをyとする。
  3. x目おきに1目減らす(b-y回行う)。
  4. 次に、x+1目おきに1目減らす(y回行う)。

この方法を使うと、編み物の形が崩れることなく、美しい形を保つことができます。

【減らし目の例】目数を20目から4目減らして16目にする場合

  1. a=20、b=4、c=16
  2. 20÷4=5(商)、余り0
  3. 5目おきに1目減らすのを4回行う
  4. 20、19、18、17、16(目数が16になった)

増やし目(分散増目)の計算方法

編み物の目数を増やす際には、「増やし目」の計算方法が必要です。

分散増目とは、編み物の目数を均等に増やす方法のことを指します。

具体的な手順は、以下のとおりです。

  1. 目数をc1からb1目に増やしてa1目にする。
  2. c1をb1で割った商をx1、余りをy1とする。
  3. x1-1目おきに1目増やすのをb1-y1回行う。
  4. x1目おきに1目増やすのをy1回行う。

この方法を使うと、編み物の形が崩れることなく、理想的な形状を実現できます。

【増やし目の例】目数10目から6目増やして16目にする場合

  1. c1=10、b1=6、a1=16
  2. 10÷6=1(商)、余り4
  3. (1-1)=0目おきに1目増やすのを2回行う
  4. 10、11(2回行った)
  5. 1目おきに1目増やすのを4回行う
  6. 12、13、14、15、16(目数が16になった)

まとめ

編み物の世界において、増やし目と減らし目は作品の形状を自在に操るための基本技術です。

増やし目は作品に広がりを持たせ、減らし目は細くします。

結果、帽子や靴下などの立体的な形状を作り出すことができます。

初心者の方にとっては、増やし目や減らし目の技術は難しく感じるかもしれません。

基本的な手順を覚え、練習を重ねることで自然と身につきます

ぜひ、自分だけのオリジナル作品を作り上げる楽しさを高める参考にしてください!

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