毛糸はウールがいい?特徴や主な種類・選び方を解説

ウール毛糸にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や向いている用途が異なります。また、太さや柔らかさ、価格帯も実にさまざまです。

この記事では、ウール毛糸の特徴や種類、選び方のポイントについて詳しく解説します。これから編み物を始めようと考えている方はもちろん、すでに編み物を楽しんでいる方も、より良い毛糸選びの参考にしてください。

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ウール毛糸の特徴

ウール毛糸は、天然素材ならではの優れた特性を持つ編み物素材として、長年にわたり愛用されてきました。主な特徴として以下の3つが挙げられます。

  1. 保温性が高く暖かい
  2. 吸湿性と通気性に優れている
  3. 弾力性があり型崩れしにくい

保温性が高く暖かい

ウール毛糸の特徴は、優れた保温性です。羊毛繊維の中に無数の小さな空気層が存在し、この構造が体温を逃さないよう断熱効果を発揮するからです。

また、繊維自体がクリンプ(縮れ)構造を持っているため、編み上がった生地の中にも空気をたっぷり含むことができます。冬物のセーターやカーディガン、マフラーなどの防寒アイテムに最適で、寒い季節を快適に過ごすための理想的な素材です。

吸湿性と通気性に優れている

ウール毛糸は、繊維の内部に水分を吸収する性質があり、湿度の高い環境でも快適な着用感を保つこともできます。繊維が水分を吸収する際に発熱する特性もあり、保温効果をさらに高めています。

また、繊維構造による適度な通気性により、むれにくく快適な着心地です。特に、汗をかきやすい運動時や気温の変化が大きい季節の変わり目にも重宝します。

弾力性があり型崩れしにくい

ウール繊維特有のクリンプ構造により、ウール毛糸には優れた弾力性があります。編み上がった作品は着用や洗濯による変形に強く、長期間使用しても形を保ちやすいです。

また、繊維自体に戻ろうとする力があるため、シワになりにくく、万が一シワができても自然に回復する傾向もあります。セーターやカーディガンなどの形状維持を求められる作品に特に有効で、手編み作品の耐久性と美しさを長く保つのに役立ちます。

ウール毛糸の4つの主な種類

代表的なウール毛糸の種類には、以下のものがあります。

  • メリノウール
  • シェットランドウール
  • ラムズウール
  • アンゴラウール

メリノウール

メリノウールは、メリノ種の羊から採取される最高級のウール毛糸です。繊維が細く柔らかいため、肌触りが良く、チクチク感がほとんどないのが特徴です。

また、繊維の直径が18.5ミクロン以下と細いため、上質な編み物に最適。保温性と吸湿性に優れ、体温調節機能も備えているため、セーターやマフラーなどの防寒具に適しています。

シェットランドウール

シェットランドウールは、スコットランドのシェットランド諸島原産の羊から採取される毛糸です。繊維が細く、やや硬めの質感が特徴で、独特の風合いがあります。

保温性が高く、耐久性に優れているため、フェアアイル編みなどの伝統的な編み込み模様に最適です。撥水性があり、湿気や雨に強いという特徴もあります。

ラムズウール

ラムズウールは、生後6〜8か月以内の子羊から最初に刈り取られる毛を使用した毛糸です。繊維が細く柔らかで、メリノウールに次ぐ品質を誇ります。

弾力性があり、保温性も高いため、セーターやカーディガンなどの防寒着に最適です。軽量で着心地が良く、肌触りも優しいため、子供服や赤ちゃん用の編み物にも使用されます。初

アンゴラウール

アンゴラウールは、アンゴラウサギから採取される特殊な毛糸です。極めて柔らかく、シルクのような光沢があり、毛足が長いのが特徴です。

保温性が高く、他のウール素材の約7倍の保温効果があるとも言われているそうです。軽量で空気を含みやすい構造のため、暖かさの割に重くならない点からマフラーやストール、帽子などの小物作りに適しています。

ウール毛糸の選び方で押さえたい3つのポイント

ウール毛糸を選ぶ際には、3つの観点から自分に最適なウール毛糸を見つけましょう。

  1. 編み物の種類に合わせる
  2. 季節や用途を考える
  3. 予算と必要量を確認する

編み物の種類に合わせる

編み物の種類によって、最適なウール毛糸の太さは大きく異なります。

セーターやカーディガンには並太〜極太が適しており、初心者の方は特に極太がおすすめです。一方、マフラーやストールは中細〜並太が使いやすく、手袋や靴下は中細が扱いやすいでしょう。

同じ並太でも、メリノウールのような柔らかい毛糸とシェットランドウールのようなしっかりした毛糸では、仕上がりの印象が変わってきます。編み図に記載された糸の太さを参考に、作品のイメージに合った毛糸を選びましょう。

季節や用途を考える

ウール毛糸は季節や用途によって、適切な素材や混率を選ぶことが大切です。

季節 おすすめの素材
メリノウール100%、ラムズウール
春秋 中細のウール毛糸、ウールとアクリルの混紡糸
通気性の良い極細のウール毛糸

また、よく洗濯する小物類には、耐久性を考慮してウールと化学繊維の混紡糸が実用的です。子供向けの作品には、チクチク感の少ないメリノウールや、洗濯に強い混紡糸を選ぶと安心です。

予算と必要量を確認する

ウール毛糸の価格は、素材や品質によって1玉あたり300円から1,000円以上まで幅広く存在します。純毛の並太で1玉40g程度が一般的で、セーター1着に約10〜12玉、マフラー1本に約4〜5玉必要です。

編み図に記載された必要量を確認し、余裕を持って購入することをおすすめします。予算に応じて、作品の規模や使用する毛糸の品質も検討してください。

husで取り扱うウール100%の毛糸

husでは、高品質なウール100%の毛糸を豊富に取りそろえています。メリノウールを中心に、編み心地の良い毛糸を厳選して販売しています。

商品名 価格
Teddy テディ (STANDARD WOOL) ¥1,980
Bisquet ビスケ (STANDARD WOOL) ¥1,980
Robin ロビン (STANDARD WOOL) ¥1,980
moom ムーム (STANDARD WOOL) ¥1,980
Bisquet ビスケ 500g巻 (STANDARD WOOL) ¥9,500
Mellow メロー (Special Selection) ¥3,280
Amotto-アモット- ¥880
メリノスタイル並太 ¥935
原毛に近いメリノウール ¥759
スーパーウォッシュメリノ ¥1,070
aruru ¥880
Big Rovie ¥1,078
Wool Roving ウールロービング ¥1,078

商品の詳細や在庫状況は、hus公式オンラインショップでご確認いただけます。季節限定商品や新商品も随時入荷していますので、ぜひチェックしてください。

まとめ

ウール毛糸は、その優れた特性から編み物に最適な素材として長年愛用されてきました。保温性、吸湿性、通気性、弾力性といった特徴を持ち、暖かく快適な着心地を実現します。

husでは、メリノウールを中心とした高品質なウール100%の毛糸を豊富に取り扱っています。この記事で紹介した知識を参考に、目的に合った理想的なウール毛糸を見つけ、素敵な作品作りをお楽しみください。

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よくある質問

ウール毛糸はチクチクしますか?

ウール毛糸には、確かにチクチク感を感じる場合があります。ウール繊維の断面が肌に触れる際に、微細な刺激として感じられるためです。特に繊維が太く、硬めの羊毛を使用した毛糸ほどチクチク感が強くなります。

毛100%とウール100%の違いは何ですか?

「毛100%」と「ウール100%」は、一見似ているように思えますが、その指す範囲が異なります。

「毛100%」は、羊毛に限らず、アンゴラウサギやカシミヤヤギなど、すべての動物性繊維を含む表示です。一方、「ウール100%」は、羊毛のみを指します。

ウール毛糸の適切な保管方法は?

ウール毛糸を長く美しく保つためには、直射日光を避け、風通しの良い場所で保管することが基本です。湿気対策として、通気性の良いプラスチック容器や段ボール箱を使用し、防虫剤(防虫剤)を一緒に入れることをおすすめします。

▶︎ 収納アイデアも満載!毛糸の正しい収納と保管について詳しく解説

初心者におすすめのウール毛糸は?

初心者の方には、扱いやすく失敗の少ない毛糸をおすすめします。特にメリノウールは、柔らかく肌触りが良いため、やや高いですが初心者に最適です。また、ラムズウールも柔らかさと扱いやすさを兼ね備えており、初めての編み物に適しています。

▶︎ 初心者さんでも安心!失敗しない毛糸の選び方のポイント6つ

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