編み物が好きな方にとって、新しい技法を学ぶことは常に楽しみですよね。
でも、時には次のような悩みを抱えることもあるのではないでしょうか。
- 編み棒やかぎ針を使わずに編み物を楽しみたい
- 外出先や移動中でも手軽に編み物を楽しみたい
- 子どもと一緒に簡単な編み物を楽しみたい
そのようなときこそ、指編みがぴったりです。
道具を使わないことから、時間と場所を選ばず気軽に始められます。
初心者の方でも簡単に始められ、子どもと一緒に楽しむこともできます。
また独特の風合いや、手作りならではの温かみのある仕上がりも魅力です。
今回は、指編みの魅力や基本的な編み方、作品例、材料選びのコツなどを解説します。
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指編みとは
指編みとは、編み棒やかぎ針を使わず、文字通り指だけを使って編む手法のことです。
通常の編み物とは異なり、道具を必要としないのが特徴です。
素早く簡単に編み物を楽しめるため、初心者や子供にも人気があります。
通常の編み物と比べると大きめの編み目になりやすく、ふんわりとした風合いの作品が作れるのも魅力です。
ただし、細かい模様や複雑なパターンを作るのは難しいため、主にシンプルなデザインの小物作りに適しています。
指編みの魅力
指編みの魅力は、その手軽さです。
編み棒やかぎ針などの道具が不要なため、時間と場所を選ばず気軽に始められます。
電車の中や待ち時間など、ちょっとした隙間時間を利用して編み物を楽しめるのです。
また、指だけで編むことで、子供から大人まで幅広い年齢層で楽しむことができます。
特に子供にとっては、指を使った遊びの延長線上にあり、楽しみながら創造力を育むことも可能です。
さらに、指編みは短時間で作品を完成させられるのも魅力の1つです。
初心者でも1〜2時間程度で小物を作ることができることから達成感を得やすく、編み物の楽しさを実感しやすいでしょう。
指編みでよく使われる編み方は3種類
指編みの代表的な種類は、以下の3つです。
- リリヤン編み
- 指鎖編み
- ゆび細編み
リリヤン編み
リリヤン編みは、指を使って編む方法の中でも特に人気があります。
この編み方で作られた作品は、中空の筒状になるのが特徴です。
柔らかく、伸縮性があり、ふわふわとした質感が得られます。
主に装飾的な用途に向いており、マフラーやネックウォーマー、ヘアバンドなどのアクセサリー作りに適しています。
指鎖編み
指鎖編みは、最もシンプルで基本的な指編みの1つです。
細長い紐状の編み物ができるのが特徴で、平たい形状になります。
例えば、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリー、バッグの持ち手、ベルト、靴紐の代用品などに使えます。
また、複数の指くさりを組み合わせて、より複雑な作品を作ることも可能です。
ゆび細編み
ゆび細編みは、より細かい編み目を作ることができる指編みの技法です。
この方法で編んだ作品は、密度が高く、しっかりとした質感が特徴です。
主に小物作りに向いており、コースター、ポットホルダー、小さなバッグなどを作るのに適しています。
また、帽子やスヌードなどの防寒具を作る際にも使われます。
指編みで作れる7つの簡単な作品
指編みで作れる簡単な作品には、以下のようなものがあります。
初心者の方でも気軽に挑戦できる作品ばかりです。
- マフラー
- コースター
- シュシュ
- ネックウォーマー
- 花モチーフ
- ブレスレット
- ミニバッグ
それぞれの作品の特徴と、どのような人におすすめかを見ていきましょう。
マフラー
マフラーは指編みの定番作品です。
長方形に編むだけなので、初心者でも簡単に作ることができます。
大きな編み目が特徴で、ふんわりとした温かみのある仕上がりになります。
太めの毛糸を使うと、短時間で完成できます。
また、編み目の大きさを変えたり、色を組み合わせたりすることで、オリジナリティのあるマフラーを作れるのも楽しみの1つです。
【こんな人におすすめ!】
- 指編みを始めたばかりの初心者
- 短時間で完成させたい方
- 冬のプレゼントを手作りしたい方
関連記事:初心者でも簡単なマフラーの編み方とは?必要な道具・材料について解説
コースター
コースターは、小さくて形も簡単なため、指編みの練習にぴったりの作品です。
円形や四角形など、好みの形に編むことができます。
また、サイズも小さいので、短時間で完成できます。
また、複数枚作ってセットにすればプレゼントにも最適です。
【こんな人におすすめ!】
- 指編みの基本を練習したい初心者
- 短時間で達成感を得たい方
- 実用的な小物を作りたい方
関連記事:コースターの人気の編み図8選!かぎ針で簡単に編んでみよう
シュシュ
シュシュは、指編みで作るアクセサリーの中でも人気の高い作品です。
輪に編んだ後、ゴムを通すだけで完成するため、初心者でも簡単に作ることができます。
指編みで作ったシュシュは、ふんわりとした独特の風合いが魅力です。
また、季節に合わせて素材を選ぶことで、一年中使えるアクセサリーになります。
【こんな人におすすめ!】
- アクセサリー作りに興味がある方
- 短時間で完成させたい方
- プレゼントを手作りしたい方
ネックウォーマー
ネックウォーマーは、マフラーよりも短く、首元にフィットする暖かいアイテムです。
指編みで作ると、ふんわりとした質感で首元を優しく包み込みます。
編み方は基本的にマフラーと同じですが、長さが短いため、より短時間で完成できます。
また、輪にして編むことで、スヌード風のデザインにすることも可能です。
【こんな人におすすめ!】
- マフラーより手軽な防寒具を作りたい方
- 短時間で完成させたい方
- 首元のおしゃれを楽しみたい方
関連記事:アームウォーマーの編み方を紹介!初心者でも簡単に作れる動画あり!
花モチーフ
花モチーフは、指編みの技術を活かして作る小さな装飾品です。
円形に編んでいき、最後に花びらの形に整えることで完成します。
サイズが小さいため、短時間で編むことができます。
完成した花モチーフは、ブローチやヘアアクセサリーとして使用したり、バッグや帽子の装飾として活用したりできます。
【こんな人におすすめ!】
- 指編みで立体的な形を作りたい方
- アクセサリーや装飾品を作りたい方
- 短時間で完成させたい方
ブレスレット
ブレスレットは、指編みで作る小さなアクセサリーです。
細めの毛糸や糸を使って編むため、繊細な仕上がりになります。
編み目の大きさや糸の色を変えることで、オリジナリティのあるブレスレットに。
また、ビーズを編み込んだり、チャームを付けたりすることで、さらに個性的な作品に仕上げることができます。
【こんな人におすすめ!】
- 指編みで小さなアクセサリーを作りたい方
- オリジナルのアクセサリーを身につけたい方
- プレゼントを手作りしたい方
関連記事:指なし手袋の無料編み図5選【簡単に作れる編み図と解説あり】
ミニバッグ
ミニバッグは、指編みの技術を活かして作る実用的な小物です。
基本的な編み方を応用して、底と側面を編み上げていきます。
サイズは小さめですが、コインケースやポーチとして使用できます。
指編みで作ったミニバッグは、ふんわりとした質感が特徴です。
毛糸の色や太さを変えることで、様々なデザインを楽しむことができます。
【こんな人におすすめ!】
- 指編みで立体的な形を作りたい方
- 実用的な小物を作りたい方
- オリジナルのバッグを持ちたい方
より本格的な作品作りを楽しみたい方には、種類別の編み物キットがおすすめです。
キットを使えば、材料や編み図がそろっているので、スムーズに作品作りを進められますよ。
指編みに適した毛糸の選び方
指編みに適した毛糸を選ぶポイントは、太さ、素材、色の3つです。
太さ
まず、太さについては、初心者の方は太めの毛糸を選ぶことをおすすめします。
太さ7号〜15号程度の毛糸が扱いやすく、編み目も見やすいです。
慣れてきたら、細めの毛糸にも挑戦してみましょう。
素材
素材は、初めは扱いやすいアクリルやウールブレンドがおすすめです。
伸縮性があり、指編みに適しています。
また、アルパカやモヘアなどのファンシーヤーンを使うと、独特の風合いを楽しめます。
色
色選びは、作品の用途や好みに合わせて選びましょう。
単色でシンプルに仕上げるのも、複数の色を組み合わせてカラフルな作品を作るのも楽しいです。
明るい色は編み目が見やすいので、初心者の方におすすめです。
豊富な種類の毛糸をお探しの方は、毛糸のページもぜひご覧ください。
指編みに使える!100均でそろう材料
指編みは、100円ショップの材料でも十分楽しむことができます。
コストを抑えながら、手軽に始められるのが魅力です。
100円ショップでは、アクリル毛糸やウールブレンドの毛糸が手に入ります。
色や太さの種類は限られますが、指編みの練習や小物作りには十分です。
また、Tシャツヤーンと呼ばれる布製の糸も人気で、バッグやマットなどの作品作りに適しています。
毛糸以外にもアイテムが豊富に
毛糸以外にも、はさみ、メジャー、とじ針などの道具も100円ショップでそろえられます。
高価な道具をそろえる前に、まずは100円ショップの材料で試してみるのがおすすめです。
ただし、長期的に編み物を楽しむ場合は、品質の良い材料を使うことで、より美しい仕上がりの作品を作ることができます。
100円ショップの材料で基本を学んだ後、徐々に質の良い材料にステップアップしていくのも良いでしょう。
指編みに上達のために覚えたい2つのコツ
指編みを上達するには、以下の2つのポイントが大切です。
- 編み目を均一にする
- 複雑なパターンも少しずつ試す
編み目を均一にする
指編みで美しい作品を作るためには、編み目を均一にすることが重要です。
まず、毛糸の張力を一定に保つことが大切です。
毛糸を指に巻く際は、きつすぎず緩すぎない程度に調整します。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることが大切です。
次に、編み目の大きさをそろえることです。
指に巻く毛糸の量を一定にすることで、編み目の大きさをそろえられます。
最初のうちは、定規や目盛りのついた編み台を使って確認しながら編むと、均一な大きさの感覚をつかみやすいでしょう。
また、編む速度を一定に保つことも重要です。
ゆっくりと丁寧に編むことで、編み目の大きさや張力を均一に保ちやすくなります。
慣れてきたら、徐々に速度を上げていきましょう。
最後に、定期的に編み目を確認することをおすすめします。
数段編んだら一度作品全体を見直し、不均一な部分があれば修正します。
この習慣をつけることで、均一な編み目を作る感覚が身につきます。
均一な編み目を作るコツを意識しながら練習を重ねることで、美しい仕上がりの作品を作れます。
複雑なパターンも少しずつ試す
指編みの技術を向上させるには、基本的な編み方をマスターした後、徐々に複雑なパターンにチャレンジすることが効果的です。
新しいパターンに挑戦することで、指の動きが洗練され、より多様な作品を作れます。
まずは、基本的な編み方を組み合わせた簡単なパターンから始めましょう。
例えば、表編みと裏編みを交互に行う「ガーター編み」や、表編みと裏編みを1段ごとに切り替える「メリヤス編み」などがおすすめです。
新しいパターンに挑戦する際は、無理をせず少しずつ進めることが大切です。
1つのパターンをマスターしてから次に進むようにしましょう。
また、YouTube動画や編み物の本を参考にすると、より効果的に学べます。
まとめ
指編みは、道具を必要とせず、指だけで楽しめる手軽な編み物です。
初心者でも簡単に始められ、マフラーやコースター、シュシュなど、様々な小物を作ることができます。
指編みの魅力は、その手軽さだけでなく、独特の風合いや温かみのある仕上がりにもあります。
100円ショップの材料でも十分楽しめるため、コストを抑えて始められるのも魅力の1つです。
まずは簡単な作品から始め、徐々にレパートリーを広げていくことで、指編みの世界がより一層楽しくなるでしょう。
指編みに関するよくある質問(FAQ)
指編みと棒編み・かぎ編みの違いは?
指編みは道具を使わず指のみで編むため、手軽に始められます。編み目が大きく、ふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。
一方、棒編みやかぎ編みは道具を使い、より細かい編み目や複雑なパターンが作れます。指編みは短時間で完成しやすいですが、細かい作業には向きません。
初心者におすすめの指編み作品は?
初心者におすすめの指編み作品は、マフラーやコースターです。マフラーは長方形に編むだけなので、基本的な編み方の練習に最適です。
コースターは小さいため短時間で完成でき、達成感を得やすいのもおすすめの理由です。
指編みで大きな作品を作るコツは?
指編みで大きな作品を作る際は、まず全体のデザインを決めてから始めましょう。編み目のゆるみを均一に保つため、定期的に作品全体を確認します。
長時間の作業になるので、適度に休憩を取り、指の疲労を防ぎます。また、太めの毛糸を使うと編み進みやすく、大きな作品も比較的短時間で完成させられますよ。
指編みに適した毛糸の太さは?
指編みに適した毛糸の太さは、一般的に7号〜15号程度です。この太さの毛糸は指で扱いやすく、編み目も見やすいため、初心者におすすめです。
特に10号前後の毛糸が使いやすいでしょう。マフラーやストールなら太めの毛糸、小物やアクセサリーなら細めの毛糸が適しています。
指編みで編み目を均一にするには?
指編みで編み目を均一にするには、毛糸の張力を一定に保つことが重要です。指に巻く毛糸の量をそろえ、きつすぎず緩すぎない程度に調整します。
編む速度も一定に保ち、ゆっくりと丁寧に編むことで均一な編み目が作りやすくなります。また、定期的に編み目を確認し、不均一な部分があれば修正してくださいね。