- 「とじ針って何に使うの?」
- 「どのサイズを選べばいいの?」
編み物は楽しい趣味ですが、初心者にとっては様々な道具の使い方が分からず…。
いつの間にか挫折してしまうことも。
その中でも、とじ針の存在と使い方は特に分かりにくいかもしれません。
そこで、この記事では、編み物のとじ針の役割や選び方、使い方を詳しく解説します。
初心者の方でも安心して編み物を楽しめるよう、とじ針の基本を押さえていきましょう。
読みたいところからどうぞ!
編み物のとじ針とは
とじ針とは、編み物における最後の仕上げに使われる針のことです。
編み目を閉じたり、編み目と編み目をつなげたりするために使われます。
とじ針には、ジャンボサイズや超極太サイズのものまで、様々な太さのものがあります。
とじ針を使うことで、以下のようなメリットがあります。
- 編み目がほつれにくくなり、編み物の耐久性が上がる
- 編み物の仕上がりがきれいになる
- 糸の始末がスムーズにできる
自分の編み物のサイズに合ったとじ針を選ぶことで、きれいに仕上げることができるでしょう。
とじとはぎの違いは何ですか?
編み物をする際に耳にする、「とじる」と「はぐ」は似ているようで異なる作業を指します。
作業 | 説明 |
---|---|
とじる | 編み物の最後の仕上げ |
はぐ | 途中の糸の切り替え |
「とじる」とは、編み物の最後の段階で、編み目を閉じていく作業のことです。
とじ針を使って、編み目に糸を通し、輪になるように糸を引き締めていきます。
一方、「はぐ」とは、編み物の途中で糸を切り替える際に、新しい糸と古い糸をつなぐ作業のことです。
例えば、セーターを編んでいて、途中で色を変えたい場合に、「はぐ」作業が必要になります。
針のサイズと毛糸の一覧
編み物を始める際には、毛糸の太さに合ったとじ針のサイズを選ぶことが大切です。
毛糸の太さと対応するとじ針の番号は、以下のとおりです。
太さの種類 | 該当するNo. |
---|---|
極太 | 10, 11, 12 |
太い | 13 |
中くらい | 15 |
細い | 17 |
極細 | 20 |
毛糸の太さに合ったとじ針を使うことで、編み目が均一になり、きれいに仕上がります。
初心者におすすめのとじ針は何号?
編み物初心者の方におすすめなのは、極太の10号毛糸と10号のとじ針です。
10号の毛糸は編み目が大きく、とじ針も太いので扱いやすいのが特徴です。
細いとじ針や毛糸だと、手に馴染みにくく編みにくいことがあります。
そのため、まずは10号から始めるのがおすすめです。
とじ針なしでも編める?
とじ針は編み物に欠かせないアイテムですが、実はとじ針がなくても編むことはできます。
とじ針の代用として、太めのかぎ針や輪針を使う方法があります。
代用品 | 使い方 |
---|---|
太めのかぎ針 | とじ針と同じように毛糸をかぎ針にかけて編む |
輪針 | 片方の針だけを使ってとじ針のように扱う |
とじ針風ヘアピン | ヘアピン状の金具で、とじ針の代用として使う |
しかし、この代用アイテムは本来のとじ針とは扱いが異なるため、慣れが必要です。
編み目が不揃いになりやすかったり、編みにくかったりすることもあります。
編み物を長く楽しむなら、やはりとじ針を一本持っておくのがおすすめです。
自分の編みやすいサイズのとじ針を見つけて、楽しい編み物ライフを始めてみてくださいね。
糸の始末はどうする?とじ針の使い方
とじ針の使い方と糸の始末方法は、以下のとおりです。
- 編み物が完成したら、残った糸を約20cmほど残して切ります。
- とじ針に糸を通します。とじ針の穴に糸を通すのが難しい場合は、とじ針に付属の糸通しを使うと便利です。
- とじ針を編み目に通します。とじ針を編み目の中央から裏側に向けて通します。
- とじ針を2〜3目ほど編み目に通したら、とじ針を引き抜きます。
- 残った糸を軽く引っ張り、編み目を整えます。
- 糸を裏側で結び、余った糸を切ります。
とじ針の使い方は少し慣れが必要ですが、コツをつかめば簡単に糸の始末ができます。
ぜひとじ針を使って、自分だけの編み物を完成させてみてくださいね!
まとめ:とじ針はセリアなどの100均でも買える
編み物を始めるなら、まずは自分に合ったとじ針を選ぶことが大切です。
最初は、極太の10号毛糸に合う10号のとじ針がおすすめです。
慣れてきたら色々な太さの毛糸と、サイズのとじ針にチャレンジしてみましょう。
とじ針は100円ショップのセリアなどでも手軽に購入できます。
カフェでのんびり編み物をしたり、公園で編みながら子供を見守ったり。
まずは100均のとじ針から始めて、編み物の楽しさを味わってみてください!
編み物のとじ針に関するFAQ
かぎ針編みにはとじ針は必要ですか?
とじ針は、かぎ針編みに必須ではありません。
ただ、あると非常に便利なアイテムです。
特に、マフラーやスヌードなど、輪になる編み物を作る際には、とじ針があると便利です。
輪の始まりと終わりの編み目をとじ針でつなげることで、つなぎ目が目立たず、美しい仕上がりになるでしょう。
とじ針がない時はどうすればいいですか?
とじ針がない場合でも、代わりになるものが身の回りにあります。
例えば、太めの裁縫針や、ヘアピンなどでも代用できます。
あるいは、細めのかぎ針を使ってとじ針の代わりとすることもできるでしょう。
ただし、代用品を使う場合は、編み目を傷つけないように注意が必要です。
編み物で「とじつける」とはどういう意味ですか?
編み終わった糸を編み目に通して、糸が解けないように固定することを「とじつける」と言います。
とじ針を使って、糸を編み目に通していく作業がこれにあたります。
とじつけをすることで、編み物がほつれにくくなり、長く使えます。
また、とじつけをきれいに行うことで、編み物の見た目も美しくなるのです。