こんにちは、hus編集チームの今野です。
季節の移り変わりを感じる今日この頃、衣替えと一緒に衣類の整理の真っ最中です。
色褪せてきたもの、布端の擦れが気になるもの、ひとつひとつ確認しては少しずつ処分しています。
衣類整理をしている中で、自分の分も家族の分も、咋シーズンに履いていた靴下が薄くなっていることに気付きました。
普段靴下は購入したものを履くことがほとんどですが、以前手編みの靴下を編んだ時の履き心地の良さを思い出し、新しい靴下を自分で編みたい気持ちに。
どんな服装にも合わせやすくて履き心地の良い靴下が編めたら良いなと、編み物の本や毛糸屋さんを見て探していました。
そんな時に見つけたのが、シンプルで洗練されたデザインが素敵な靴下キット「tiles(靴下)」です。
靴下を編むのは久しぶりだけど、このキットなら素敵なデザインの靴下編みにもチャレンジしやすそう。
ワクワクした気持ちで、靴下を編み始めることにしました。
シンプルでおしゃれ!洋服や靴に合わせやすい靴下
「tiles」という作品名の靴下は、文字通りタイルのような四角い模様が特徴です。
表編みと裏編みの組み合わせだけで、一面に規則正しくタイルを並べたような模様が少し立体的に浮かび上がります。
視線の方向によって、タイルが浮いて見えたり、沈んで見えたりするのもちょっと面白いところ。
tilesはシンプルでおしゃれなデザインだから、どんな服装にもしっくり馴染んでくれそうです。
カジュアルなパンツにもお出かけ用のスカートにも似合いそう。
性別を問わず使いやすい、シンプルで洗練されたおしゃれが楽しめるデザインが魅力です。
まずは、こっそり夫の分を編んでプレゼントしようかな。
夫の喜ぶ顔を思い浮かべながら、楽しい編み物の時間が始まっています。
手を動かしつつ完成の期待がふくらむ、編む楽しい編み物時間
靴下をなかなか編む機会がなかったのは、細めの糸と編み針を使って丁寧に編み、目の数を調整して立体的に作っていくことにハードルを感じるから。
今回編み始める時にも「頑張るぞ!」と少しだけ気合いを入れて編み始めました。
でも、いざ編み始めてみると、編み始める時に気合が必要だったことを忘れるほどの楽しさ。
編むことに夢中になっていくのを感じます。
糸と編み針が細めだと、目を数えるのも結構大変なことも多いのですが、この靴下はメインの模様が縦にも横にもきちんと列になっているタイルなので、割と楽ちん。
考えていたよりスムーズに、すいすい編み進められてしまいます。
自分のものを編むときも、手を動かしつつ完成が待ち遠しくて仕方ないのですが、誰かにプレゼントしたいときは「喜んでくれるといいなぁ」という期待がふくらみ、いっそうせっせと励んでしまいます。
編んでいる時も心地の良い肌触りの糸「Robin」(ロビン)
編んでいる時に指先に感じる糸の肌触りが良いことも、編むモチベーションを上げてくれる要素の1つ。
編んでいて心地の良い肌触りの良い糸は、編みあがった作品の使い心地の良さも抜群です。
靴下は肌に直接触れるものだから、履いたときの肌触りの良さもとっても重要。
tilesのキットで使用するのは「Robin」(ロビン)という糸。
STANDARD WOOLシリーズの1つで、ふんわり軽くて柔らかな質感の優しくナチュラルな色合いが魅力です。
夫へのプレゼントとして編んでいる靴下には、冬の森の中のように深みのある緑が美しい「フィカス」。
自分用には、優しい風に吹かれて楽しそうに咲いているお花の色のような「コスモス」を選びました。
色違いで編めば洗い替えもできるし、その日のファッションに合わせることも出来るので、何足でも編みたくなってしまいます。
ロビンはどの色もかすかな濃淡が美しくて、編んだときに深みが出るところがお気に入り。
編んでいるうちに、追加で編みたい色や自分が履きたい色がどんどん浮かんできて、ワクワクが止まりません。
サイズ調整の細やかさは手編みならでは!
履く人の足に合わせて簡単にサイズ調整が出来るのが嬉しいポイント。
微妙な足囲の差も編み針を変えることで、ぴったりサイズが編めてしまいます。
難しくなりがちなサイズ調整も、規則正しく並んだデザインだからこそ簡単に出来てしまうという、考え抜かれた洗練されたデザイン。
足長や足囲は、男女はもちろん人によって違うので、細やかにサイズ調整できる手編み靴下なら、履き心地の良いとっておきの靴下に仕上がります。
そんな素敵な手編み靴下tilesを考案したのは、SORA16さんという編み物作家さん。
山口県で編み物の教室を開き、棒針編みもかぎ針編みも教えているのだとか。
SORA16さんのインスタグラムを覗くと、繊細な模様編みが施された小物やセーター、カーディガンなどがたくさん並んでいます。
こんな素敵な作品を編んでみたい!と、SORA16さんの素敵な作品の数々に魅了されて、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。
おっと、うちの靴下たちもどんどん進めなきゃ!
仕上げのひと手間も、色違いを編むのも楽しみ
編み上がった「フィカス」の靴下をそっと夫の引き出しに入れておくと、翌朝発見して嬉しそうな声を上げていました。
そんな様子に嬉しさを感じながら夫の様子を見に行ってみると、さっそく履こうとしていたので、ちょっと「待った」をかけた私。
実は、最後に洗いにかけて仕上げるという一仕事が残っているのです。
紡毛糸のロビンは、洗うことで編み地が膨らみ、よりふわっと柔らかな風合いに変化するという楽しみがあります。
じゃあどうして引き出しに入れておいたの?と言いたげな顔の夫。
ごめんごめん、素敵な靴下が編めたから早く見せたかったのです。
そして、もう何足か編んであげたかったので色のリクエストを聞きました。
夫の分は追加で、「ライトグレー」と「セージブルー」で編むことに。
自分用には追加で「アイボリー」と、夫とお揃いの「フィカス」も編みたいな。
靴下を編むことにちょっぴり自信が持てて、引き出しのなかに色違いの靴下が並ぶのが楽しみ。
あ、編むのに一生懸命になって忘れていたけれど、衣替えと衣類の整理も進めて、新しい靴下を入れるスペースを空けておかないとね!
楽しく編める素敵な手編み作品のある暮らしは、私たちの日常を色鮮やかに彩ってくれるから、毎日がどんどん楽しくなっていくのです。
「tiles(靴下)」はこちら