こんにちは、hus編集チームの倉内です。
みなさんは編み物の作品を、誰かにプレゼントしたこと、または、プレゼントされたことはありますか?
編んでいるうちに「あの人にプレゼントしたいな」と自然と誰かの顔が浮かんでくることもありますよね。
私も娘や夫に、たくさんの作品を編んで、プレゼントしました。
嬉しそうに受け取ってくれた時の、家族の笑顔が私の宝物です。
今回はそんな手編みのプレゼントにまつわる思い出を、みなさんに伺ってみました。
いつ誰にどんなものを?もらったのか、あげたのか…色々な思い出を教えていただきました。
中には心温まる素敵な思い出を添えてくれる方もいらっしゃって、私もほっこりさせていただきました。
手編みのプレゼントと言えば…やっぱり王道のマフラー
みなさんから寄せられたもので、圧倒的に多かったのが、「マフラー」という回答。
手編みプレゼントの定番のイメージですが、やはり根強い人気なのですね。
堂々の第一位の結果に納得です。
28名中12名の方がマフラーと回答してくださいました。(複数回答含む)
回答していただいたアンケートでは、みなさん様々な思い出を綴ってくださいました。
「小学生の頃、おばあちゃんに教えてもらったかぎ針編みで、マフラーを編み、おばあちゃんにプレゼントしました」
とてもほっこりしますね。おばあちゃんも、お孫さんからのプレゼント、とても喜んだと思います。
彼氏さんにプレゼントした方もたくさんいらっしゃいました。
「彼氏にプレゼントしたマフラー、たくさん使って洗ってくれて、伸びて縮んでフェルトに…良い思い出です」
「彼氏におそろいのアーガイルのマフラーをプレゼントしました」
「今のダンナさんに学生時代付き合っていた頃に、手編みのマフラーをプレゼントしました」
というニヤニヤとしてしまう回答もたくさんありました。
やはり彼氏さんや、好きな人に手編みの作品をプレゼントするのは、王道なのでしょうか?
甘酸っぱい青春の思い出に、胸がキュンとなります。
また、こんな回答をしてくれた方も。
「夫と、付き合っていた時にアーガイル柄のマフラーをプレゼント。その後結婚が決まり義両親にも色違いでマフラーを送りました。
実父にも誕生日プレゼントに送り、最後に自分用が完成。家族みんな、アーガイル柄のマフラーを持っています」
みんなでお揃いのマフラー、とても素敵です!仲良しなのが文面からもとても伝わってきました。
マフラーで家族みんなが繋がっているんですね。
マフラー以外のプレゼントもたくさんありました
マフラー以外にも、本当に様々な回答をいただきました。
小さなコースターをおばあちゃんに…という方から、服やブランケットなどの大物を送る方もいらっしゃって、とても楽しく回答を読ませていただきました。
一挙にご紹介いたします(複数回答含む)。
・服(3名)
・帽子(3名)
・バッグ(3名)
・ブランケット(2名)
・三角ショール(1名)
・コースター(1名)
・座布団(1名)
・モチーフ編みの特大マットこたつカバー(1名)
・扇子カバー(1名)
・がま口財布(1名)
・おくるみ(1名)
帽子と答えてくださったご回答の中には「母に編んでもらった帽子、このアンケートで思い出しました。今度帰ったら絶対探そう!」とおっしゃっていた方も。
お役に立てて、こちらも嬉しい気持ちになりました。
また「妹に頼まれて初めてボーダートップスにチャレンジをしました!」という方、「明日友達に渡す、三角ショールを編んでいます!」と、ドキドキワクワクの様子で答えてくれた方。
他にも「小学生の時に母にコースターを編みました。いびつだったけど喜んでもらえました」と、小さかった頃の思い出を教えてくれた方もいらっしゃいました。
思い出すのは、どなたへのプレゼントですか?
心を込めて作った手編みのプレゼントは、誰に贈ったりもらったりしたものが、思い出に残ったのでしょうか?
私は実は、彼氏さんへのプレゼントという回答が一番多いのだと思っていました。
でも集計してみると、ちょっと違う結果になりましたので、ご紹介します(複数回答含む)
・母(7名)
・彼氏(5名)
・おばあちゃん(4名)
・父(4名)
・友達(3名)
・子ども(2名)
・自分(2名)
・犬(1名)
・妹(1名)
・夫(1名)
・好きな子(1名)
お母さんにプレゼントしたという回答が一番多く、続いて彼氏という回答でした。
母の日に「バッグと扇子カバーとがま口財布をプレゼントしました」というご回答もあり、たくさんの心のこもったプレゼントに、お母さまもとても喜んだことと思います。
おばあちゃんへのプレゼントという回答も多く寄せられ、そこには素敵な思い出エピソードもたくさん。
「初めて編んだポーチをばぁばにプレゼント。喜んでくれました」という方、
「敬老の日におばあちゃんにブランケットをプレゼントしました」という方もいました。
孫からおばあちゃんへの心のこもったプレゼント。想像するだけで目頭が熱くなります。
編み物はおばあちゃんから教わった、という方もいらっしゃいました。
お孫さんと共に過ごす編み物の時間は、きっと何にも変え難い思い出になったのではないでしょうか?
お父さんにプレゼントしたという方の中には、「小学生の頃、父に編んだガーター編みのマフラーが初作品です」という方、
「高校生の頃、お父さんに手編みのニット帽を編みました!」という方もいました。
多感な年頃の娘が作ってくれた、作品をプレゼントされた時のお父さん…嬉しいに決まってます!
どうしたって最愛の娘からのプレゼントは、一生の宝物になるはず。
嬉しそうなお父さんの姿が目に浮かぶようです。
贈り物はあげてももらっても、心が温まります
「今回はプレゼントの思い出」というお題で、みなさんにアンケートを取ったので、プレゼントをしたという方もいれば、「もらった思い出」を教えてくださった方もおりました。
・プレゼントをした(22名)
・プレゼントをしてもらった(4名)
※回答の中に記載が無かった方もいらっしゃいました。
回答は、プレゼントを”した”思い出を話してくださった方が圧倒的に多かったです。
やはりみなさん編み物をされている方が多いので、もらうよりあげる経験の方が多いですよね。
ですが、もらったという方々の回答にも、本当に素敵な思い出が添えられていました。
「編み物初心者の母が祖母といっしょに作ってくれたおくるみを、大人になってもらいました。」という方。
次はご自身のお子さまに使うのでしょうか?
それから、おばあちゃんにたくさんの編み物作品をプレゼントしてもらった方もいました。
「15年前に亡くなったおばあちゃんは、洋裁、和裁、かぎ針、棒針、なんでもこなす人で、モチーフ編みの特大マットのこたつカバーや、手編みの座布団、様々なものを作ってくれました。
もらったのは20年も前なのに、全て現役で今日も私のお尻の下に座布団がいます。
生きている時は全く興味のなかった編み物や手仕事。
おばあちゃんにたくさん教えてもらいたかったと、今更思います。」
生前、おばあちゃんはお孫さんのために、たくさんの作品を編んでいらっしゃったんですね。
20年もの間、現役でこの方の生活に寄り添って、日常の一部になっていることを知ったら、おばあちゃんもとっても喜ぶと思います。
その作品を見るだけで、一緒に過ごした時間を、鮮やかに思い出させてくれることでしょう。
そしておばあちゃんの優しく柔らかな想いは、しっかりとこのお孫さんに伝わっていることと思います。
実は私の母も何でも得意なタイプで、小さい時から色々な物を作ってくれていました。早くに亡くしたので、今になって教えてもらいたいこと、共有したい気持ちがたくさんあります。
私にも母とのことを思い出すきっかけを作ってくださって、ありがとうございます。
今回のアンケートでは、みなさんの懐かしい素敵な思い出を、たくさん共有させていただいて、とてもとても幸せな気持ちになれました。
相手を想って作られた手作りのプレゼントは、心がとってもこもっていて、贈っても贈られても、気持ちがとても温かくなりますね。
私も、誰かに何か贈りたい気持ちになりました。
誰かを想って、編み物をしている時間は、心を豊かに優しくしてくれます。
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。
(おわり)