こんにちは、hus編集チームの今野です。
いつも元気な我が子は幼稚園から帰ったあとも遊びに夢中。なのに、なぜかおやつの時間は忘れないから不思議です。
この頃、子どもの毎日のおやつは、先日編んだ「いろはのころんとした巾着」に前もって入れておくようにしています。
とってもかわいくて、宝物が入っているような感じが嬉しいみたい。
公園に持って出かけたりすると、ママ友にも好評で、編んでみたいという人も…!
子どもにも大人にも人気の巾着です。
飾っても手に持ってもかわいいフォルム
いろはのころんとした巾着の最大の特徴は、ボールのようにまぁるいフォルム。
中に物をほどよく詰めるとふくらんで、文字通りころんとした姿になります。
もちろん巾着として持ち運ぶのにも使えるけれど、リビングの棚やテーブルの上に置いておくだけでも、みんなの目を引いちゃうかわいらしさ。
この巾着は、husと笠石あきさんとのコラボで生まれた作品で、材料や編み図が揃ったキットになっているんです。
笠石あきさんはドイリーやショールなどもたくさん編まれていて、繊細な模様編みが魅力的な作家さん。
いろはのころんとした巾着は、比較的シンプルな編み方でサイズも小さめです。
普段編み物をしないというママ友にも編みやすいんじゃないかな?と、おすすめしてみました。
それでも「編み物が久しぶり過ぎて、ちょっと心配」というので、私も一緒に、新たな1個を編み始めることにしました。
実は、違うカラーも気になっていたんですよね。
初心者も失敗が少ない「いろは」という糸
どうしてこの巾着が編み物経験の少ない人でも取り組みやすいのかというと、編み方だけでなく、糸にも秘密があるんです。
使用するのは、作品名にも付いている「いろは」という糸。
初心者さんにも気軽に編み物を楽しんでもらいたい!という想いから生まれた糸なんです。
一般的な毛糸は撚りがかかっている事が多く、かぎ針や棒針が引っかかって糸割れしてしまったり、失敗した部分をほどこうとしてもうまくいかなかったりすることがあります。。
その点いろはは、6本の単糸で組まれているリリヤン状の糸で、糸自体が簡単には崩れない構造になっているので、初心者さんでもするすると編みやすいんです。
編み目を見る際に毛羽立ちが邪魔になることもないし、コットン100%で手触りも抜群。
編む時にも使う時にも優しい糸なんです。
毛糸1玉で編める手軽さ
いろはは糸の名前も、色の名前も可愛らしい和風の名前。
カラーバリエーションはきなり・さくら・すずいろの3つです。
最初に巾着を編んだのは、どんな置き場所にも洋服にも合わせやすいきなりでしたが、さくらも捨てがたくてかなり悩んだので、今回は迷わずさくらを編むことに。
巾着は両手の上に載るくらいのサイズ感で、いろはが1玉あれば編めてしまいます。
ママ友のおうちに行って、一緒に編み始める約束をしたのですが、持ち物はいろは1玉とかぎ針だけを持っていけばいいので楽ちん。ママ友はきなりを選んだそう。
一人でも二人でも楽しい編み物の時間
編み始めや段を進めるごとに少し説明をしたものの、それほど複雑でもないので、ママ友もすぐに要領を得てサクサク編んでいける様子です。
巾着の底の真ん中から編み始め、ぐるぐる編んで回すごとに円が着々と大きくなっていきます。
慣れてきたら、編みながらおしゃべり。とはいえ、子どもたちが傍らで遊んでいるので、ちょっとしたもめごとを仲裁したり、こぼしたおやつを片づけたりと中断することもしばしば。
日常のすぐそばで編み物をしている感覚が心地良い。
暮らしに溶け込む素敵な編み物時間は、のんびりと優しい空気に包まれています。
いつもは一人でひたすら編み目に集中して編んで、次第に形になっていくのを愛おしむのが楽しいけれど、誰かと一緒に編み物をするというのもいいものだなぁと感じました。
私が大好きな編み物の時間を友人と共有できて、楽しさもよりふくらみました。
大切な宝物を入れたくなる巾着
底の部分がおおむね編めたところで帰宅時間となり、側面からは同じ編み方で段を重ねていくので、それぞれで編み進めることにしました。
編み物って完成が見えてくるとワクワクも増すので、編む時間を決めておいても、つい延長しちゃうんですよね。
最後の紐通しの部分を編むのは、ママ友の進み具合を待った方がいいかな?と考えていたのですが、彼女は編み図を見ながら自力でやり遂げたそう。
「もう早く仕上げたくて!」と嬉しそうに完成した巾着を見せてくれました。私も嬉しい!
このまま編み物のとりこになってくれればもっと嬉しいな、という期待も高まります。
私もその日のうちに最後の段を編んで、ワックスコードを通しました。
さくら色の巾着にはどんな宝物を入れようか、あれこれ思い描きながら、まだワクワクは続いています。
「いろはのころんとした巾着」はこちら