創作の喜びや達成感を味わえる編み物ですが、細かい作業を長時間続けることで目や体に負担がかかっていることも多いでしょう。手元に集中する編み物は、スマホやパソコン作業と同様に眼精疲労のリスクが特に高いと言われています。
今回は、編み物で目が疲れる人の傾向や対策について解説します。眼精疲労は放置すると重症化する可能性もあるので、編み物を楽しみながら目の健康も守りたい人はぜひ参考にしてください。
初心者から上級者まで
一目惚れしちゃう毛糸が見つかる
「編み方がわからない」「どんな作品を作ろうか迷っている」そんな方はお得なキットがおすすめです。(わかりやすい動画解説付き!)
その他にも人気作家との可愛いコラボキットや素敵な毛糸など毎月新作を出しているのでぜひチェックしてください。
読みたいところからどうぞ!
編み物好きには眼精疲労や肩こりに悩む人が多い
編み物が好きな人は、以下の症状に悩むことが多いでしょう。
- 目の疲れやかすみ
- 首や肩のこり
- 頭痛
- 目の乾燥感
- 肩甲骨周辺の張り
糸の色を確認したり、編み目を数えたりと、編み物は目を酷使する作業が連続するため、眼精疲労が溜まりがちです。特に、暗い色の毛糸を使うときや、複雑な模様を編むときは、より一層目に負担がかかります。
スマホやパソコンの使用が日常的な現代では、目は疲れた状態にあることが多く、編み物で負担が重なることで症状が深刻になることもあります。
姿勢が悪くなるのも1つの原因に
また、編み物をしているときは手元に集中してしまうため、姿勢が自然に前かがみになりがちです。前かがみの状態が長時間続くと、首や肩に負担がかかってしまいます。
特に完成を急いでいるときは休憩を取り忘れやすいので、目や首、肩により一層の負担がかかるでしょう。
編み物で目が疲れる人には特徴がある
ここでは、編み物で目が疲れる人に共通する以下の特徴について解説します。
- 夢中になりすぎて休憩を忘れる
- 視力矯正や眼鏡・コンタクトレンズの問題がある
夢中になりすぎて休憩を忘れる
編み物は集中力が必要な趣味のため、つい夢中になってしまいがちです。特に、複雑な編み目で作品を作る際は、目を凝らして作業に没頭することも多いでしょう。
編み物に集中しすぎると、無意識のうちに瞬きの回数が減少します。通常は1分間に20回程度の瞬きが、集中時は5回程度になることもあるのです。
瞬きが減ると目の表面を潤す涙の分泌が不足し、ドライアイの症状を引き起こす原因となります。できるだけ30分に1回は意識的に休憩を取り、遠くを見るなどして目を休ませることが大切です。
視力矯正や眼鏡・コンタクトレンズの問題がある
編み物で目が疲れる原因に、視力矯正の問題も挙げられます。普段から裸眼で編み物をしていても、実は軽度の視力低下があるケースも少なくありません。
特に40代からは老眼の影響が出始めるため、近くのものがぼやけて見えづらくなります。また、すでに眼鏡やコンタクトレンズを使っていても、度数が合っていない可能性があります。
編み物は30〜40cmの至近距離で行うため、普段使用している眼鏡では十分な視界が確保できないかもしれません。手元作業用の眼鏡を別途用意することで、視界も確保しつつ目の疲れを軽減できます。
編み物で目が疲れるときの対策4選
編み物で目が疲れるときの対策としておすすめなのは、以下4つです。
- こまめに休憩をはさむ
- 眼精疲労に効くアイテムを使う
- 編み物をする環境を見直す
- 目のストレッチを実践する
編み物による目への負担は編み物の楽しさを損なうだけでなく、長期的な健康問題につながる可能性もあります。上記の対策を取り症状を緩和させることに加え、症状が出ないよう「予防」の視点で取り組むことも大切です。
こまめに休憩をはさむ
「あと少し」と夢中になり、気づけば休憩せず何時間も経っているケースもあります。目に負担がかからないようタイマーをセットし、アラームが鳴ったら数分の休憩を取るなど、意識的に休憩を挟むことが大切です。
休憩の時間に軽く目を閉じたり、遠くを眺めたりすることで、目の疲れを軽減できます。また、目の潤いを保つためにも、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。
眼精疲労に効くアイテムを使う
目の疲れは、以下に挙げるアイテムで癒しましょう。
アイテム | 概要 |
ホットアイマスク・アイウォーマー | 目元を温めることで目の周りの血行が促進され、疲れが和らぐ |
マッサージャー(目元専用) | こわばった目の周りの筋肉をほぐせる ホットアイマスクなどと組み合わせるとより効果的 |
編み物をする環境を見直す
編み物をする環境は、目の疲れに大きく影響します。暗い場所での作業は目に負担がかかりやすいため、手元が十分に明るくなるようデスクライトなどを取り入れましょう。
また、肩や首の疲れから目の負担に発展しないよう、姿勢を意識することも重要です。背筋を伸ばして座れる場所を選び、目と編み物の距離を30~40cm程度保つようにしましょう。クッションなどを使い、快適な姿勢をキープすることも忘れてはいけません。
目のストレッチを実践する
細かい編み目を見つめ続ける編み物は、目の筋肉が固まりやすくなりがちです。上下左右斜めに目を動かしたり、20秒ほど遠くを見つめたりする目のストレッチで、目の疲れを和らげましょう。
また、目を優しく閉じて手のひらで目を覆い、温めながら休ませる「パルミング」も効果的です。1日3回程度行うだけで、目の疲れを予防できます。
まとめ
編み物を楽しむうえで、目の疲れや肩こりの対策は非常に重要です。夢中になりすぎて休憩を取らないと、目・首・肩に疲労が溜まることも多いでしょう。
編み物が原因の眼精疲労や肩こりを防ぐためには、こまめな休憩や眼精疲労に効くアイテムの導入、適切な照明や姿勢を整えた環境作りが重要です。
また、今回は編み物が原因の眼精疲労にもおすすめなストレッチも紹介しているので、あわせて実践してみましょう。