こんにちは。hus編集チームの鈴木です。
最近はいつもの朝の時間もまだ薄暗く、すっかり季節も冬になってきました。
寒さが本格的になってくると、ふわっと羽織れる、あたたかいアイテムが欲しくなりますね。
たまには自分のためにいつもより上品な糸でぜいたくに編み物をするのもいいかなぁ、と考えていました。
肌触りもよく、とろけるような糸で、自分だけのあたたかいアイテムを編みたい…。
自分へのごほうびとして、ちょっと高級な糸を探していました。
そんな時に目に留まったのが、とても柔らかそうな「Miléne (ミレーヌ)」という糸でした。
こちらのミレーヌには、アンゴラが40%含まれているようです。
アンゴラといえば、軽くてあたたかいイメージがあります。
これはわたしの探している理想にぴったりの糸かもしれない…!と思い、「Miléne (ミレーヌ)」をより詳しく調べてみました。
上質な糸の配合で柔らかい仕上がり
Miléne (ミレーヌ)の配合は、アンゴラ40%、ファインラム50%、ナイロン10%です。
私が気になったアンゴラという成分は、アンゴラウサギの毛のことでした。
特徴としては、長くて細くとても柔らかいようです。
また絹のような光沢もあり、羽のように軽いのに、保温性がとても高い性質を持っています。
軽くてあたたかい糸は、誰もが魅力に感じますよね。

「Miléne (ミレーヌ)」の半分を占めている、ファインラムもどのような素材なのか調べてみました。
生後数ヶ月の子羊から「初めて」刈り取られた羊毛をラムウールと言います。
その中でも特に繊維が細く、高品質なものがファインラムという素材になるようです。
いちばんの特徴は、ちくちく感が少ないこと…!
編み物をする上でいちばん気になるのが肌触りなので、ちくちく感が少ないのは嬉しいですね。
ちくちく感が少ない糸はやわらかいイメージがあるので、それだけで試し編みをしてみたくなります。
アンゴラもファインラムも、とても高品質で高い保温性を持っています。
どちらも繊維が細いので、しっかりとあたたかいのにとても軽いのが魅力ですね。
肌触りもばつぐんの糸なので、今からの時期には首まわりのアイテムに使うのも最適です。
アンゴラは少しデリケートな繊維ですが、ナイロンもしっかり配合されているので、伸縮性も出て使いやすくなっています。
肌触りもよく、伸縮性もある糸なら、ウェアにもよさそう。
縮絨で高級感のある「とろみ」を…

「Miléne (ミレーヌ)」の糸には、もうひとつ特徴があります。
それは、編み上がりに縮絨をすることで、まるで別の糸になったかのような「とろみ」が出てくることです。
もちろん編み上がりのままでも、ふんわりと気持ちがよいのですが、縮絨後の「とろみ」をぜひたっぷりと感じていただきたいです。
ネックウォーマーとして身につけるだけで、とても幸せになれそうです。

このとろみ感は、首もとだけでは少しもったいない感じがするので、ぜいたくにウェアにも使いたいですね。
カラーも落ち着いた3色がそろっているので、大人のウェアにもばっちりです。
ふんわりと軽く、縮絨後のとろみも最高級なので、身につけたとたんに冬の寒さもしあわせな気持ちで乗り切れそうです。
自分へのとくべつなご褒美として
Miléne (ミレーヌ)は、とても高級感のある糸なので、自分へのごほうび作品を編みたいと思っています。
朝のまだ寒い時間に、Miléne (ミレーヌ)で編んだ、ふわっとやわらかいウェアを着る想像をしただけで、いつもより早く起きることができそうです。
もちろん、ネックウォーマーや手ぶくろにしてもいいですね。
わたしは縮絨後の「とろみ」を全身で感じたいので、マーガレットを編んで着るつもりです。
カラーも魅力的な3色なので、どれにしようかとっても迷います。
朝の時間だけではなく、ちょっとしたおでかけや、遠出にも持ち歩けるように全色で編むのも良いかなぁ…と、よくばりになってしまいますね。
編んだ後にはしっかりととろみも出したいので、縮絨の勉強もしていきます。
今からカラーを選んで、冬の本番を待ちながら、編み物の時間をゆったりと楽しみたいと思います。
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