ニッターさんの暮らし「husアンバサダー-キャシーさん」

編み物の楽しみ方は人それぞれですが、お気に入りの毛糸を選んで、楽しみながら編む作品は、大切な宝物のような作品になります。

ニットセラピーという言葉もあるように、編み物を丁寧に大切に編む時間は、自分と向き合う大切な時間となり、穏やかな気持ちにしてくれたり、リラックス効果もあるとされています。

楽しい趣味として始めた編み物も、続けていくうちにどんな時も一緒に過ごし、自分を見つめる時間をつくれる、とても大切な時間になっていくのではないでしょうか。

今回は、自分の心を整えるためにも編み物との時間を大切にしている、というキャシーさんにお話を伺いました。

暮らしに馴染む、ナチュラルで優しい雰囲気がおしゃれな編み物作品を数多く編んでいらっしゃるキャシーさんは、旦那様と6歳になる息子さんとの3人暮らし。

普段は医療関係のお仕事をされ、子育てに趣味の編み物と、アクティブに活動していらっしゃいます。

 

大切な想いを表現してくれる手編み作品

ナチュラルな色合いで、センスの光るおしゃれな作品を数多く編んでいらっしゃるキャシーさん。

大切な旦那様が喜んで使ってくれるような、素敵な誕生日プレゼントを贈りたいという気持ちを表現してくれる、とっておきの作品を選んで編むことにしたんだそう。

キャシーさん:
「今回は、旦那さんの誕生日に向けてアランのカーディガンを編みます!

いつも誕生日プレゼントを何にするか悩むんです。

旦那さんは自分の欲しいものは自分で買っているし、特にいらないと言うので困っていて。

そこで、わたしにできることはないかと考えて、手編みのウェアをプレゼントしようと決めました。

近所の手芸屋さんに素敵なメンズニットの本があって。

指定糸であるハマナカのアランツイードで編むことにしました。」

編みたい気持ちを大切にしながら、新しいことにもチャレンジしていくキャシーさんは、編み物の世界のあたたかさを感じながら、編む時間を楽しんだと言います。

キャシーさん:
「編めるかどうかではなく、編みたいという気持ちで決めた今回のパターン。

なんと初めての割り出しのパターンでした。

割り出しの編み図を編んだことがなかったので、まずそこから勉強しました。」

「でもどうしてもわからないところがあって、何度も挫けそうになりました。

そんな時、編み物を通して仲良くなった編み友さんたちに助けていただいて。

わからないところを丁寧に教えてくれたり、たくさんの応援をいただき、めげずに頑張ることができました。

本当に編み物の世界はあたたかいですね。」

「アラン模様は常に編み図とにらめっこなので、集中力が必要でした。

でも模様がどんどん出てくるのが楽しくて楽しくて。

ひとつパーツができあがると、嬉しくて自分の体に合わせて一人でニヤけてました(笑)」

 

編み物との時間は心を整えてくれる癒しの時間

キャシーさんにとって編み物は、楽しみながら心を整えてくれるものだと言います。

どのようなことがきっかけで、編み物を始められたのでしょうか。

キャシーさん:
「編み物を始めたのは小学生の時。

母に教えてもらって、かぎ針であみぐるみを何体も編んでいました。

本格的に始めたのはここ3年くらいなんです。」

「今のわたしにとって編み物は癒しですね。

毛糸自体が好きなので、眺めてるだけでも癒されます。

編み地の触り心地だったり、どんどんできあがっていく作品にわくわくしますね。

編み物で心のバランスを保っているという感じです。」

わくわくする気持ちを楽しみながら、楽しく新しいことを取り入れてアップデートしていく姿が素敵なキャシーさん。

大切な旦那様へのプレゼントとして編んだカーディガンは、試行錯誤しながら時間をかけて編んだ分、大切な思い出としても心に残る特別な作品になったと言います。

キャシーさん:
「約半年かかって完成させることができました!正直、自分で編んだとは思えないくらい上手にできたと思っています。

途中、体調が悪かったり、仕事が忙しかったりで編めない期間もありました。」

「編み方を間違えたりして、進んだり戻ったりでしたが、苦労して編んだ分、思い出に残る大切な一着になったのではないかと思います。

これを旦那さんにプレゼントするのは、気持ちが重たすぎるかもしれませんね(笑)

でもきっと大事にしてくれると思っています。」

 

たくさんの方と編み物の楽しさ、わくわくを共有していきたい

編みたい気持ちを大切に、新しいことにも挑戦して試行錯誤しながらも、編み物を楽しんでいるというキャシーさん。

最後に、今後どのような作品を編んでいく予定かをお聞かせください。

キャシーさん:
「この秋冬は[hus:] factory毛糸のビスケを使った作品をたくさん編みたいです!

昨年この糸に惚れ込んで、勝手にビスケッ党まで発足しました(笑)

やっとビスケの季節がやってきたなと今からわくわくしています!」

「これからも編み物を通して、たくさんの方とわくわくを共有できたらなと思っています。

いつかオリジナルのウェアを編むことも夢のひとつです。」

(おわり)