こんにちは、hus編集チームの加藤です。
先日、ハーフバースデーを迎えた友人の赤ちゃんに会いに行ってきました。小さな赤ちゃんはちょっとした仕草一つひとつがかわいらしく、短い期間での成長ぶりにもびっくり。
ささやかながらお祝いは済ませたものの、赤ちゃんの姿を目にしていると、編み物好きな私としては何か編んであげたいという気持ちがふつふつと湧いてきます。
husのキットでも赤ちゃんやキッズ向けのものはいろいろあるけれど、着用姿が楽しみすぎる…という理由から、このキッズパンツを編むことにしました。
おしりのくまさんがかわいくってインパクト大!
このキッズパンツを初めて見たのはしばらく前ですが、何しろおしりに付いているくまさんがとってもかわいくて、印象的だったのを覚えています。
パンツ自体のデザインはごちゃごちゃしていなくて、スッキリ。まぁるい顔と耳のモチーフがあるだけで、なんともかわいらしく見えるから不思議ですよね。
目鼻が付いているわけではないので、ママパパがどんな好みでも、上着に合わせやすいんじゃないかなと思います。
色も素材もやさしくて、プレゼントにピッタリ。編む前からウキウキしてきます。
ところで、このくまさん、どうやって編んでいるんだろう…。あとから貼り付ける形ではなさそうなので、もしかしてパンツ本体の編み方も複雑なのかな?
キッズパンツは編み物作家のmacaroniさんとのコラボで、キットには編み図もセットになっています。この編み図とmacaroniさんの動画を頼りに編んでいくことにします。
ちなみにmacaroniさんの作品では、キッズや赤ちゃんグッズのほか、小物や編みぐるみも素敵なんですよ。
パンツ本体は織物みたいな模様編み
キットのカラーバリエーションは3つあって、私が選んだのは本体がライトモカ&くまさんが白いタイプ。サイズも2種類あるのですが、やっぱり長く使ってもらえそうなMにしました。
まずはライトモカの毛糸でウエスト側から輪状に編んでいきます。
お手本画像のキッズパンツを見たときには、くまさんばかりに目が引き寄せられていたんですが、実は本体の模様編みもきれいなんですよね。編むときに1つ下じゃなく、もう1つ下の目を取っていく形で進め、よく見ると織物みたいな上品な編み目になっています。
減らし目・増やし目部分は集中力が必須!?
編み図や動画を確認して、くまさんの部分は別に編んでいき、本体とつなぎあわせていることがわかりました。
つまり、本体はくまさんの頭上あたりまで編んだら、両側でだんだんと減らし目・増やし目をしていく必要があります。
いつもは音楽を聴いたり、テレビをちらちら見たりしながら編み物をしているけれど、さすがにこの部分は、何もかも音を消し、集中して取り組んじゃいました。
減らし目・増やし目自体は難しくないですが、数や段を把握しながら進めていくのは無意識にはできず、いつになく私も真剣…(笑)。
くまさんのくり抜き部分を作りながら足の手前までたどり着いたときは、やったーって感じ。ちょっとした達成感があります!
できあがりを楽しみに編む時間を満喫
本体が終わったら、今度はくまさん。
実は、くまさんの顔の部分、まんまるじゃないんですよ。パンツの前側から見るとよくわかるんですが、一部飛び出していて、モンキーパンツのマチを兼ねています。
本体ときれいにつながったときには、つい「かわいい~」と声に出ました。耳は下側だけをくっつけるので、ぴょこぴょこ動くのもキュート。
あとは、裾の部分とウエスト。ここまできたら、もうあまり複雑な編み方はないので、せっせと編み進めるばかり。できあがりが楽しみで仕方ないので、一気に編んでいきました。
赤ちゃんの肌にやさしいオーガニックコットンの毛糸
キッズパンツの本体とパーツは別の毛糸を使っていて、本体はオーガニックコットン100%のBIO(ビオ)という毛糸。
毛足がちょっと長くてふわふわしているので、編んでいても心地よい手触りです。なんでもない平編みもいいけれど、今回のような模様編みにすると独特の風合いが際立ちますね。
繊細な赤ちゃんの肌にやさしい毛糸だから、普段使いにしてもらうのも安心です。もちろん特別な日にも使ってほしいな…。
一方、くまさんや裾、ウエスト部分に使っている毛糸は、DARUMAのニッティングコットン。こちらも自然素材のコットン100%です。
ちなみにキットの種類は、しろくまさん以外に、そらくまさん(本体がきなりでくまさんがミント)と、ももくまさん(本体がライトグレーでくまさんがペールピンク)があります。どっちも赤ちゃんに似合うやさしい色合いです。
着用した赤ちゃんを見て幸せな気分に…
仕上げはウエストを折り返し、ゴムを挟みながらとじたらできあがり。
キッズパンツという立体形やくまさんのモチーフに、編む前は少しばかり不安もあったのですが、編んでいる最中は「早くかわいい完成形に仕上げたい」「喜んでもらいたい」という思いで夢中になっていました。
仕上げたキッズパンツを友人宅に持参すると、ママは大喜び。さっそく赤ちゃんに着てもらうと、寝転んでいても立っていてもかわいくて、姿を見るだけでほっこりして癒やされました。
幸せをおすそ分けしてもらった気分になり、編んだ甲斐があったなぁとしみじみ思います。
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