「最近ストレスが上手く発散できない」「趣味を始めたいけど、何をすればいいか迷っている」「手軽に始められて、心が落ち着く趣味を探している」というような悩みを抱えていませんか?
古くから親しまれてきた編み物には、心を癒し、ストレスを和らげる効果があることが科学的に証明されています。しかし、編み物は始め方を間違えると逆にストレスを抱えてしまいかねません。
そこで本記事では、編み物が持つ精神安定効果を解説し、趣味として上手く生活に取り入れる方法について解説します。心身の健康づくりの一環で編み物を取り入れたいとお考えの方は、ぜひ最後までご一読ください。
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編み物が持つ精神安定の効果とは?
編み物には、心身の健康に働きかけるさまざまな作用があるとされています。単純な作業の繰り返しが以下のような効果をもたらしてくれるからです。
- 無心で集中できる
- セロトニンの分泌が促される
- リラックス効果が得られる
しかも、無心で集中できることからセロトニンの生成も促されます。結果、心身が深いリラックス状態に包まれるというように、編み物は私たちの心身に大きな好影響を及ぼしてくれるのです。
出典:Knitting for Brain Health:Cognitive Benefits Revealed(https://neurolaunch.com/knitting-brain/)
無心で集中できる
編み物特有の同じ動作の繰り返しは、人間の脳を自然と無心状態へと導きます。目を編んで、糸を巻きさらに目を編むという、単調な作業の連続は余計なことを考える時間を減らします。
心理学では目の前の作業だけに意識を向けることを「フロー状態」と呼ぶそうです。この状態は、もっとも効率的に作業ができる理想的な精神状態です。
単純作業により意識がそぎ落とされ、フロー状態になることでさらに作業効率がアップするように、編み物は無心で集中できる仕組みが揃っています。
※参照:https://souken.shikigaku.jp/1109/
セロトニンの分泌が促される
編み物をしているときの脳の状態は、瞑想時とよく似ています。リズミカルな動作の繰り返しが、脳内でセロトニンの分泌を促すからです。
セロトニンは脳内で作られる神経伝達物質の一つで、精神の安定や幸福感を維持するのに欠かせません。編み物を通じてセロトニンの分泌が促されれば、自然と心が落ち着いていくのを感じられるでしょう。
リラックス効果が得られる
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、その名の通り私たちに幸福感をもたらすホルモンの一種です。セロトニンが分泌されると、不安感が解消されたりストレスに強く慣れると言われています。
実際、編み物とセロトニン分泌の関係には科学的な根拠があり、編み物をしているときがもっとも落ち着く」と報告しているのは、単なる主観的な感想ではないのです。
うつ病の改善に効果的といわれるニットセラピーとは?
編み物の「ニットセラピー」は、実際の医療や福祉の現場で導入されている、効果的なうつ病改善の治療プログラムです。ニットセラピーの特徴は、編み物の持つ心理的な効果を最大限に活用する点にあります。ニットセラピーによって患者には以下のような変化がみられるでしょう。
- 自然と呼吸が整ってくる
- 心拍数が落ち着く
- 自己肯定感が高められる
編み物は作業に没頭しやすいため、不安や悩みから一時的に解放されます。さらに、作品ができ上がり一つの「達成感」が味わえることで、小さな成功体験を積み重ねることが可能です。
実際の治療では、専門のセラピストが患者さんの状態に合わせて、最適な編み物作品を提案してくれます。継続的な達成感が味わえるよう、作品の難易度も段階的に上がっていくので、編み物初心者であっても問題ありません。
編み物はだれでも簡単に始められる
編み物は編み針と毛糸だけあれば始められる非常にシンプルな趣味です。場所や時間にも縛られず、用意さえあれば誰でも簡単に編み物が始められます。
初心者の方は、以下の基本セットを用意してください。
- 編み針:太めの棒針(7号〜8号)
- 毛糸:太めの毛糸で「並太」や「中細」
- はさみ:毛糸を切るための道具
- とじ針:編み終わりに使う道具
初心者なら、目が少し大きく仕上がるよう編み針と毛糸を用意しましょう。さらに、編み目を数えやすくするための目印として使用するマーカーや保管に便利な編み針ケースがあるとより快適です。
編み物で精神安定を得るために続けるコツ
編み物には精神安定効果がありますが、最初から意気込みすぎると長続きしません。趣味として長く楽しむためにも、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
- 最初から難しすぎるものにチャレンジしない
- すぐできる作品で練習する
- 根を詰めすぎないこと
要は、最初から意気込みすぎるのではなく、難易度の低いものから段階的に作る作品のレベルを上げていきましょう。編み物を無理なく継続するには習慣化が何よりもおすすめです。
最初から難しすぎるものにチャレンジしない
編み物を始めたばかりの時ほど、難しすぎる作品は避け、簡単に作れる作品を作ってみましょう。
初めて編み物をする人は、だれでも早く上手くなりたいという気持ちが強くなり、難しい作品作りに手を出してしまいがちです。しかし、難しい作品だといつまでたっても完成しないため、モチベーションは下がっていってしまいます。
すぐできる作品で練習する
編み物を長く続けるには、達成感を得ることも重要なため、比較的短時間で完成できる小物作りから始めるのがおすすめです。コースターやシュシュ、ミニマフラーなどは、基本的な編み方で作れる上に、数時間から1日程度で完成します。
完成までの時間が短い作品の方が、編み物の楽しさを実感しやすく、次の作品への意欲も自然と湧いてくるでしょう。また、同じパターンの作品を繰り返し作ることで、編み目が均一になり編む速度も自然と速くなります。
関連記事:手芸初心者におすすめ!手編みの魅力と始めるまでのポイントを解説
根を詰めすぎないこと
編み物を細く長く続けるなら、あまり気負いすぎないことも大切です。「毎日必ず1時間は編まなければ」「今週中にこの作品を完成させなければ」といった強迫的な目標設定は、かえってストレスの原因となってしまいます。
編み物は、気分が乗った時に楽しむ趣味として捉えましょう。気軽な姿勢で取り組んだ方が自然とリラックス効果が得られるため、編む過程自体を楽しむ心持ちを大切にしてください。
まとめ:精神安定を狙うなら編み物を試そう
編み物には科学的に裏付けられた精神安定効果があります。単調な動作の繰り返しが脳内のセロトニン分泌を促し、瞑想に似た効果を促してくれるでしょう。
さらに、作品完成時の達成感は自己肯定感を高め、心の健康に大きく貢献します。編み物未経験者なら、ぜひとも以下の3つを意識して作品作りを始めてください。
- マットやコースターなど小さな作品から始める
- 隙間時間を活用し編み物に取り組む習慣を身につける
- 完成期限は設けないで編む過程を楽しむ
特に大切なのは、編み物を「しなければならない」という義務にしないことです。テレビを見ながら、通勤電車の中で、あるいは休憩時間に少しずつ編み進めると良いでしょう。
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