まぶしい夏の暑さも落ち着き、いつのまにか秋の香りが馴染んできました。
だんだんと日も短くなってきて、「秋の夜長」を感じる今日この頃。
わたしにとって「秋の夜長」は、ゆったりと自分と向き合える、大切な時間のひとつです。
まだ昼間の日差しはあたたかさを残していますが、お日様がかくれると少しさみしくなる肌まわり。
ふわっと包み込んでくれるような、そんな上着がほしいなぁと思っていたところ、ひとつの出会いがありました。
ビスケで編むスカラップリムカーディガン、こちらのフォルムと、
ふんわりとした袖のデザインにひとめぼれしてしまいました。
じっくりとウエアを編むのは秋の夜長にぴったり。
さっそくこちらを編んでみることにしました。
長々編みでさくっと編める
長々編みと細編みを交互につかって編んでいくので、
初めて上着を編むわたしでも、挑戦しやすいなと思ったのが決め手になりました。
増し目で目数を増やしていくのも規則的なので、しっかりとマーカーをつかいながらもくもくと。
着ている自分を想像しながら編んでいました。
朝や夕方のお散歩にもいいかな?
仕事終わりに、ふわっと羽織ってもかわいいな。
想像するたびにワクワクして、編む手が止まりませんでした。
長々編みで編み進めるので、かたちが出てくるのも早く、編むたびに嬉しさが込みあげます。
カーディガンの一般的な編み方は、パーツごとに編み進めるのに対して、
スカラップリムカーディガンは首元からそのまま本体と袖も編み進めるので
とても簡単に編み進めることができます。
さりげないスカラップが引き出す、上品な甘さ
編んでいる中でいちばん丁寧に仕上げたのが、スカラップ模様です。
このスカラップ模様があることで、シンプルなデザインの中に、ほどよい甘さと上品さが生まれます。
首元と裾のスカラップ模様は、さりげなく主張してくれるので、大人でも身につけやすい品のあるかわいさです。
いろいろな合わせ方をしてみたくて、おでかけ前から何度も試着してしまいました。
すこし大きめのボタンをつけることで、甘くなりすぎず、どのコーディネートにも馴染むカジュアルさもでてきます。
今日はスカートと合わせたいな。
いつもはカジュアルな服装だけど、もうすこしだけかわいさもプラスしたいな。
毎日お洋服を選んでいる「いつもの時間」の中にも、新しいワクワクが生まれてきます。
どのお洋服を選んでもしっくり馴染むので、わたしのお気に入りの一着になったカーディガンです。
洗いと色味で印象が変わる糸「Bisquet」
今回使用した糸「ビスケ」は、紡毛糸といって紡いだままの状態の糸になっています。
仕上げにやさしく洗いにかけると、糸がさらにふんわりと膨らみ、また違った表情をみせてくれるのも魅力のひとつですね。
ビスケには「アイボリー」「モカ」「ブラウン」とカラーが3色あり、どれも落ち着いた色味です。
どの色もいろいろなデザインに合う、シックなカラーになっているので、どの色で編もうかな、と迷うのも楽しみのひとつになりそう。
今回はブラウンで編みましたが、3色そろえるのも魅力的だなぁと思っています。
自然のままの無染色なので、どのカラーで編んでも、まるでずっと前からそこにあったように、自然となじんでくれます。
洗いでふんわりと表情を変えたり、選ぶカラーによっても違う印象をあたえてくれるビスケ。
多くの方に愛していただいている理由が、とてもよくわかります。
かわいさと上品さをぜいたくに…
大人になるほど、シックな色や落ち着いたデザインを選んでしまいがちですよね。
だけど、かわいいものを身につけたいな、という気持ちは、いつも心の中にある。
そんなわたしに、ぴったりと寄り添ってくれる、最高の一着に出会えました。
袖口の縁編み部分もこだわりがあって、とてもかわいいお気に入りの部分です。
大人の上品さも、ふんわりとしたかわいさも、どちらもよくばりたい。そんなときは、ビスケで編むスカラップリムカーディガンを身にまとえば、ばっちり叶えられそうです。
明日も一緒におでかけしようね。
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