毛糸のロット番号とは?見方・確認方法とそろえるコツを解説

編み物を始めたばかりの方は、毛糸を選ぶときに「ロット番号」という言葉を目にしたことはありませんか?毛糸のラベルに記載されているこの小さな数字、実は作品の仕上がりを大きく左右する情報です。

初心者の方は、「同じ色番号なら全く同じ色のはず」と思いやすいです。しかし、実際にはロット番号の違いによって、思わぬトラブルに遭遇することも少なくありません。

本記事では、毛糸のロット番号とは何か、同じロットの毛糸をそろえるコツまでわかりやすく説明します。毛糸選びの基本となるロット番号の知識を身につけて、満足のいく作品作りを目指しましょう。

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毛糸のロット番号とは?

毛糸のロット番号とは、毛糸が染色された際の製造単位を示す重要な管理番号のことです。毛糸を染める工程では大きな染色釜を使用しますが、この釜ごとに付けられる番号がロット番号となるそうです。

ただ、「同じブランドの同じ色番の毛糸なのに、なんとなく色合いが違う…」という経験をしたことはありませんか?これは、染料のロットや染色時の温度、湿度などの条件によって、同じ色番でも若干の色の違いが出てしまうからです。

このため、1つの作品を作る際には、同じロット番号の毛糸を使用することが推奨されています。毛糸のロット番号は通常、毛糸の束に付いているラベルや台紙に記載されていますので、購入時には必ずチェックするようにしましょう。

毛糸のロット番号の見方・確認方法

毛糸のロット番号は、通常パッケージに付いているラベルで確認できます。

  1. 毛糸の外装パッケージを確認する
  2. ロット番号を確認する(「LOT」や「DYE LOT」など)

なお、ロット番号は色番号とは異なります。色番号は通常2〜3桁で表示され、その毛糸の色を示す番号です。

一方、ロット番号は同じ色でも製造時期によって異なる番号が付けられます。そのため、同じ作品に使用する毛糸を複数購入する場合は、以下の点に注意して確認しましょう。

  • すべての毛糸のロット番号が一致しているか
  • パッケージの形状や印刷が同じか
  • 店頭で実際の色味を見比べているか

繰り返しますが、1つの作品を編む際は同じ色番号でも微妙な色の違いが生じる可能性があるため、必ず同じロット番号の毛糸を使用することをおすすめします。

同じロットの毛糸をそろえる3つのコツ

同じロットの毛糸をそろえるコツは、以下の3つです。

  1. 店舗で色を合わせてから購入する
  2. 必要な量を最初に購入しておく
  3. 予備を常に確保できるショップを選ぶ

店舗で色を合わせてから購入する

実店舗で毛糸を購入する際は、必ず使用する毛糸のロット番号を確認しましょう。同じ色番号でも、ロットが異なると微妙な色の違いが起きるのはすでにお伝えしたとおりです。

購入時には、使用予定の毛糸を並べて、蛍光灯の下で色味を確認することをおすすめします。在庫の中から同じロット番号の毛糸を探す際は、店員さんに相談するのも効果的です。

必要な量を最初に購入しておく

編み物を始める前に、パターンや編み図をしっかりと確認し、必要な毛糸の量を正確に計算することも大切です。

計算した量に加えて、余裕を持って10%程度多めに購入しておくことをおすすめします。これは、編み目の大きさや編み方によって使用量が変わるためです。

特に大きな作品や、複雑なパターンを編む場合は、途中で毛糸が足りなくなるリスクを避けるためにも、最初にまとめて購入することが賢明です。また、同じロットの毛糸を後から追加購入しようとして在庫がなかったということも避けられます。

予備を常に確保できるショップを選ぶ

毛糸を購入する際は、在庫管理がしっかりしているショップを選ぶこともコツの1つです。毛糸をまとめて仕入れる傾向があり、追加購入の際も同じロットの毛糸を入手しやすくなります

オンラインショップを利用する場合は、ロット番号の問い合わせに丁寧に対応してくれる店舗を選びましょう。中には、同じロットの毛糸の取り寄せサービスを提供している店舗もあります。

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▶︎ 毛糸 | [hus:]フース

まとめ

同じ色番号の毛糸でも、製造時期が異なると微妙な色の違いが生じます。そのため、1つの作品には同じロット番号の毛糸を使えるように、最初から確認しておきましょう。

ロット番号を確認する際のポイントは以下のとおりです。

  • 毛糸のラベルで「LOT」や「DYE LOT」の表記を探す
  • 色番号とロット番号を混同しない
  • 購入時に実際の色味を確認する
  • 必要な量を最初にまとめて購入する

ぜひこの記事を参考に、自らに合った毛糸選びを行ってみてください。

よくある質問

ロットの違う毛糸で編んだらどうなる?

同じ色番号の毛糸でも、ロットが異なると微妙に色合いも違って見える場合があります。染色工程で使用する染料や染色条件が完全に同一というわけではないためです。特に大きな面積を編む作品の場合、ロットの違いによる色むらが目立ってしまうことがあります。

毛糸のロットのアルファベットは何ですか?

毛糸のロット番号に含まれるアルファベットは、その毛糸が染色された際の染色釜を表す記号です。同じ色番号の毛糸でも、製造時期や染色条件によって複数の染色釜で染められることがあり、それぞれの釜にアルファベットが割り当てられているそうです。

編み途中でロットが変わってしまった場合はどうすればいい?

編み途中でロットが変わってしまった場合、同じロットの毛糸を入手できないか、購入したお店に問い合わせてみましょう。もし同じロットの毛糸が入手できない場合は、デザインの工夫で対応することも可能です。例えば、ロットの切り替わる部分を意図的な切り替えポイントとして活用し、ボーダー柄にしたり、配色デザインの一部として取り入れたりする方法があります。

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