こんにちは、hus編集チームの今野です。
時間帯や天候による気温差が気になる季節に、頼りになるのが、さっと羽織れるカーディガンやストールです。
あれこれ立ち動いているときは気にならないけれど、座ってしばらくすると肌寒くなり、はおりものが欲しくなっちゃいますね。
カーディガンとストールのどちらかを編もうかな…と迷っていたところで「スクエアモチーフのカーディガン」が目に入り、すぐに「これだ」と心が決まりました。
お出かけにもお家時間にも理想的な、いいとこどりカーディガン
スクエアモチーフのカーディガンは、お花のようなモチーフ編みを袖ありのカーディガンスタイルに活かした形になっています。
実は私、ストールに多い素敵なモチーフ編みに惹かれていたのだけど、一方で今回編む形としては、お出かけだけでなく、お家でも使いやすいカーディガンがいいなぁと思っていたのです。
お出かけから帰宅しても、着替えるまもなく、家事をしたり子どもに呼ばれたりすることは多いもの。
おやつを出したり洗い物をしたり、何をするにしてもカーディガンなら手が動かしやすいし、動かしても肩からすべり落ちないですしね。
そんなシーンを想定していたので、ストールとカーディガンのいいとこどりをしたようなこの作品が、私にとっては理想的だったんです。
思わず見惚れるおしゃれな色の組み合わせ
そうと決まったら、さっそく丸いモチーフから編み始めます。まず3段目までの丸いモチーフを編んで、あとからふち編みをしてモチーフ同士をつなげていく手順です。
モチーフを次から次へと編んでいきながら、やっぱりこの作品にしてよかったなとしみじみ感じます。
スクエアモチーフのカーディガンは、husでキットになっている、Jul Knitting yukakoさんの作品。
モチーフ編みっていろいろなパターンがあるけれど、毛糸の色を組み合わせるのって意外と難しいんですよね。
1色だとキレイに見えるのに、2色や3色使いにすると予想と違っていたり、バランスがうまく取れなかったり。
私も自分であれこれ試してみて、悩むこともしばしば。
やっぱり編み物作家さんのキットってありがたい存在で、おしゃれな色の組み合わせやデザインに、自分の手で編みつつも見惚れます。
編みたい気持ちを刺激する糸「Amotto(アモット)」
スクエアモチーフのカーディガンのキットでは、sawadaittoの「Amotto(アモット)」という毛糸を使用します。
ウール100%の並太毛糸なのですが、ネーミングが面白くて、思わず「編もうっと」という気持ちになるからだそう。
このところモチーフをせっせと編み続けている私も、「なるほど(笑)」と納得です。
今回のカーディガンで使うのは、このアモットのグレー・ホワイト・スカイ・シュガーミントの4色。
すっきりとしたカラーとニュアンスカラーを絶妙に組み合わせていて美しく、日々編んでいても飽きがこないんですよ。
身ごろと袖を合わせると、100を超える数のモチーフを編むことになるのですが、つなぐときが楽しみでついがんばってしまいます。
「さ、今日も編もうっと」と、いそいそといつもの椅子に座る毎日です。
編み物タイムを持ち運べるというちょっとした贅沢
モチーフ編みがいいのは、つなぐ前のパーツの1つ1つが小さめだということ。
毛糸と編み針、小さなハサミさえ持っていれば新しいモチーフが編めるので、こま切れ時間や待ち時間を利用しやすいんです。
お家のなかで移動できるだけでなく、小さなプロジェクトバッグを持参すれば外出先でも編むことができます。
お散歩で出かけた公園のベンチで編むと、やわらかな日差しや風を感じて気分も晴れ晴れ。
大好きな編み物の時間を屋外でも楽しめるという、ちょっとした贅沢を味わえます。
ご近所のママ友が通りがかったら、「何を編んでいるの?」「えっ、これをどうやってカーディガンにするの?」などと、会話が広がるのも嬉しいところ。
こんなふれあいからでも編み物に興味を持ってくれる人が増えたら、もっと嬉しいな、なんて思います。
とっておきのカーディガンをはおれる満足感と幸せ
すき間時間を有効に使いながらも、モチーフをカーディガンに必要な数だけ編むのは、さすがに一朝一夕というわけにはいきません。
でも、コツコツ編んでいく期間の分だけ、楽しい気分も長続き。
そして、いよいよふち編みとモチーフつなぎをする作業に入ったときには感慨深いものがありました。
完成して袖を通したら、満足感と幸せな気持ちでいっぱいに!
あと、実際に身に着けてみて感動したのは、カーディガンのふんわりとした軽さ。透かし編みで毛糸が詰まり過ぎていないので、暖かくても体が動かしやすいんですね。
これなら、戸棚の上や洋服ハンガーに手を伸ばしたり、子どもの目線に合わせてかがんだりするのも楽ちん。
編んでいるうちに季節も進んでいるので、さっそく明日からこのとっておきのカーディガンをはおってみようかな。
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